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2006年03月05日(日)
時には、悪魔にならくなくてはならない

人間は、時に悪魔にならざるを得ないときがある。
僕は、強くそう思うのです。過去の自分から、そう思うのです。


人間、生きているうち、人と関わっていると
どうしても、どうしても、どうしようもないことが出てくる。
それは、どんな良心を持とうが、どんなに情熱を傾けようが、決してどうにもならないこと。

それが、壁になって、人は立ち止まる。苦悩する。時に、人を傷つけたり、自分を傷つけたり。社会に適応できなかったり。裏切りに悲しいんだり。

社会がそうしてるのか?人のこころの儚さがそうしているのか?
いろんな要因があり、いろんな現実を知ることとなります。


どうしようもないことを、どう受け入れて、やり過ごしていくか。
ある種、そうしたずるさを身につけることかもしれない。融通が利かない、ひたむき過ぎるやりかたも、時には、否定せざるを得ないこともある。

その人の為といいながら、自分の為だったりすることもおおい。そういうの偽善というのだろうか?いや、違う。
どちらにしても、人は、時に悪魔になって、何かを犠牲にしたり、傷つけたり。その繰り返しだったりするものです。



僕は、過去に、「そうしないと、これからが不幸だ」という理由から、悪魔になって、人に接したこともあります。なにかを手離すことで、誰かを傷つける。自分も傷つける。でも、どうにもならないことだと気が付いた時、悪魔になることを僕は決意する。


それから、何年か経って、その判断が正しかったことを確認していく。
時間はかかるが。でも、悪魔になったからこそ、過去を否定してまでも、現在という現状にしていかないとならないことだったと・・・


人と出会う、接していくということ。
それは、ときに悪魔になって、ピリオドを打つ勇気、ときにひたむきに、その人の為に尽くすという勇気。その2つの要素ってあるような気がするのです。





コバルト

広島在住
文筆とカメラとここちよい暮らしが好き
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