「あなたは、なにか一つでも、誇りをもって生きていますか?」
そう問われると、一瞬たじろぐかもしれませんね。実際僕もそう。いま一度、自分を見つめなおすとね。 一日いちにちを、ひたむきに生きていくこと。それだけでも、大変なことのように思う。ただ、なにかこころの中にでも、ふっと忘れかけてること、失っていることって、案外あるのかもしれません。誇りをもっていることは?と問われて、ちと考えてしまった自分って・・・などと、ふと思ったのです。
多くの人は、「仕事」「家族」と答えるかもしれない。 私の場合、結婚する予定はまったくないから、「家族」ではない。じゃあ仕事?ってことになるが、いまの仕事は、極力「やりがい」「楽しさ」を押さえつつ、自分のしっかりしたポジションを作っている。だれでもそうだけど、失敗や挫折を経験することで、一定の自分の価値観なりポジションを確立していくものだから。
なにかに逃げている、いや、偽っている。自分のほんとうの自分に。 でも、それが全て悪いとは思わない。いまの社会を生きていく処世術でもあるから。ただ、こころ揺さぶられる感情とか、人への深い愛情とか、かけがえのないものとか、理屈やルールでははかる事ができないこころの動きとか。人間には、時として、どんなものよりも大切になってくる要素。だれにも止められないもの。やはり忘れてはいけないね。自分の人生が味気ないものにしてしまうのも悲しい。
一日いちにちを、きちんと生きること。 そこから、自分を冷静に見つめること。 ひとつでも、かけがえのないものを自分に得ていくこと。 そうやって、誇りを持てる自分に、近づきたいものです。
ミツメルコトを、大切に。
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