Land of Riches


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 2025年11月26日(水)   witness shooting stars 

ぴゅあくる刀剣男士アイドルユニット"Ghostella"のファーストライブに行ってきました。
…我ながらこう言わざるを得ないものを見せられました。3Dキャラライブ、映像なんですが。

Vtuber興隆の現在、先日もツイステが同じ系統のライブをやるなど珍しくもない興行です。
私自身も数年前、テニプリで跡部が氷でできたピアノを奏でたりを目にして感動しました。
ぴゅあくる本丸は1年前テイスティング公演を江6振りで行い、負の強い評価を得ていました。
チケット代が高く空席が多い、着席だらけの客席の空気が読めず男士だけが盛り上がる等。
大本丸博で双璧(国宝の江2振り)の追加が発表され、3月に本公演を予定していました。

ところがクオリティアップが必要と延期になり、本公演は11月下旬までずれ込みました。
会場もテイスティングのステラボールより小さな竹芝のNEW PIER HALLに。
竹芝はJR東日本系の四季劇場やアトレがあり、スタンプラリーでよく行き先になります。
アトレも飲食店少なく食事に困る場所…今回もチェーン店(TSUMUGI CAFE)ランチでした。

私はゲーム先行でチケットを入手しましたが、最速だから前方でもなく、まさかの最後列。
江推しではなく、丁度良いんですけど、視力の低下で細かいところまでは見えませんでした。
後列でないと見えない照明等の演出もあるので、前だから良いものではないです。
(映像系のライブは前の方過ぎると平面感が強くなってしまうそうです)

テイスティングでは着席者だらけだった反省を踏まえてか、本公演では盛り上げ隊が登場。
2匹の新顔管狐がわざと噛んだり、質問への観客の回答に反応して生っぽさを出してました。
男性声優2名がバクステに詰めていて、リアルタイムで演じていた説が有力です。

2015年1月、私をとうらぶ沼に沈めたのはMMD…長谷部のストラが舞う光景でした。
MMDもテニプリやFateで知ってましたが、とうらぶモデルは完成度が図抜けていたのです。
テイスティングでは、素人が作ったMMDの方がマシではないかとまで言われていました。

しかし今回、私が見た限りでは違和感はほとんど感じませんでした。
テイスティングでは私にも妙に見えた松井江の羽織りも改善され軽やかに浮いていました。
加えて、それを超えた布量である富田江のマントもひらひらと宙に浮いていました。

8振りのダンスは個性が考慮された、重心やタイミングにもささやかなズレがあるもので。
MMDは異なるダンスモーションの同時使用がマナー違反なので、個性は出せません。
プログラムではなく、8振りがそこにいて、それぞれが踊っている。圧倒的説得力でした。
特にアンコールでは戦闘服を脱ぎ、ライブTシャツだったので肉付きまで異なっていました。
ノースリーブの稲葉は筋トレをしている設定で、ジャンプも高かったりと魅力的でした。

タイミングが悪いと不評だったMCも、客席全体ではなく観客1人1人に語りかける形にする、
原案ゲームから捻出した性格だけに基づいた裏話を創出してオタクをメロメロにする、
現代の東京各地(私が行った回は豊前達が歌舞伎町へ)に溶け込ませる等で審神者を魅了。

おまけに回替わり要素を大量に盛り込み、通い詰める奇特者にも大サービス。
ロビーにイラストが展示(撮影可・SNS禁止)されていて私も撮りましたがこれも日替わり。
富田江がメンバーの日常を撮ったいう設定で、撮影背景をアフタートークで話すのです。

曲もラップからアイドルソングまで多彩。ケモ耳装備やスタンドマイク使用もあり。
最後には星となり空に消える(その後メンバーカラーの照明が各々の上部に光る)演出も。
脇にわざわざはける演出も追加(テイスティングでは暗転ばかりで不評だったらしい)され、
実在っぽさを強くしながら、同時に映像でないと無理な魔法みたいな姿も見せる。
(宇宙に輝く星になるので場内にはたくさんの星…という照明が煌めいていました)

ただただ単純に楽しく、江が推しなら全通したいと思えるぐらい素敵なコンテンツでした。
最後に全員でステージ写真を撮るのは木原さんのライブでもいつもある定番行事。
テイスティングでも行われ、せめてSNSには載せろと怨嗟の声が渦巻いていました。
ところが今回、この写真を今から印刷して観客に配ると篭手切が語り、観客騒然。
この流れはXで感想をタグ検索して知っていた(最後の着替えも同様に把握)のですが、
していなかったら私も叫んでいたかもしれないと思うぐらい胸熱でした。
(印刷時間を稼ぐためにトークを引き伸ばし、おまけにアンコールをやるという台本)
この写真さえポーズが3種類も用意されている用意周到ぶりです。

ぴゅあくる刀剣男士HPは他ユニットも掲載できるデザインになっており、今後に期待です。
もし長谷部など推しが参加するユニットがライブするなら、絶対に情報遮断して参戦します。

2025.11.30 wrote


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