Land of Riches


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 2024年04月19日(金)   causa efficiens 

刀剣展示と合わせた刀剣乱舞コラボツアー。過去に何度も発売されていますが、
刀紋が申し訳程度に添えられたノベルティ(主に布もの)では食指が動きませんでした。
そこそこの版権料が上積みされた価格とノベルティに釣り合いを感じなかったのです。

今回、刀ステ心伝は機長制服を着た清光(松田凌さんas)を繰り出してきました。
そもそも刀ステは刀ミュとは異なり、ゲーム内で登場しない服を着る機会がありません。
破壊力強すぎです。手に入れるにはスターフライヤーに乗るしかありません。

アクリルプレート(選択可)+ポーチ+ブロマイド7枚ですから、上積み料金も万単位。
加えてスターフライヤーの本拠である北九州空港を利用すれば更にアクキー、
トレカ2枚、マステまでもらえます。未体験のミクスタ行きたい…とギラヴァンツと
荒木さん擁するFC岐阜の対戦日程を調べたところ、9月シルバーウィークの中日。
どう頑張っても9万円台になってしまい、泣く泣く断念しました。

4/3のアビスパvsアントラーズは水曜開催で旅費も安く抑えられそうでしたが、
コラボ開始前で間に合わず、選ばれたのがサガンvsアントラーズでした。
(サガンに手塚康平さんが在籍しているのは試合前日に知りました)

刀剣男士がラッピングされた機体は1機のみ。案の定、乗れませんでしたけど
行きの羽田空港ですれ違った(私が乗った福岡行きの次の北九州行きでした)ので、
目撃することはできました。機内で提供されるフリードリンクの紙コップも
刀紋入りになるはずでしたが、1つ前のセプチコラボ分が引き続き提供されていました。

そもそも春の嵐で行き帰りとも人生でMAXぐらい機体が揺れ、帰りに至っては
座席から浮き上がるレベルとなり、ドリンク配布は機長判断で見送られました。
(本来はコーヒーをオーダーしないともらえない板チョコが代わりに)
羽田も福岡も過密ダイヤかつ強風で離陸が慎重に行われた結果、30分程遅れもしました。
沖田組の特別映像はしっかり見ることができて満足です。

スターフライヤーへの搭乗自体が目的だったため、福岡でやりたいことは特になし。
ただ新陳代謝が激しい街らしく行きたい飲食店リストばかりが増えていきます。
それなのに、正午過ぎに到着して最初に向かったのは呉服町の博多っ子ラーメンでした。
昨秋のバースデーイベントで木原さんが教えてくれた若き日の思い出の味。
ランチは750円でラーメンと焼き飯(いわゆる半チャーではなく普通に1人前)が
食べられるリーマンの味方ですが、20代の木原さんでさえ多いと感じた物を
今の私が完食できるのか…不安でしたが、朝食抜いた甲斐もあって無事食べきりました。

次は舞鶴公園近くのPsycheへ。福岡は美食の街なのに紅茶を飲めないのが
前々から不満だったんですけど、2023年7月にできたこちらが美味しいと
(昨秋の福岡遠征から帰還後に)知り、インスタをフォローして機をうかがってました。
厳密にはスコーン屋で、11時頃に焼き立てスコーンを積んで開店するのですが、
18時の閉店時刻まで持つ日は多くなく、日によっては14時台に消えてcloseしたり。
この日も私が退店した15時頃には残り僅かでした。テイクアウトが好評みたいです。

イートインはテーブルが3つしかなく難易度高め。幸運にも先客1組で座れました。
茶器は店主お気に入りのWEDGWOODのフロレンティーン・ターコイズで1客2万円超え。
茶葉はRIDGWAYSとBIRCHALLの2択で若干安かった後者を選択。アフリカ産のCTC製法なのに
ここまで美味しくできるのか…と自分の偏見が誤っていたのだと感じました。
(CTCは工場で茶葉を機械によって引き裂いて押し潰すアンオーソドックス製法)
スコーンはプレーンでも十分美味しく、たっぷりのクロテッドクリームと
Tiptreeのジャム1瓶(!)をつければ大満足。ジャムは余ったら持ち帰れます。
あまりの美味しさに、これで遠征が終了しても良いとさえ思えました。

続いてSNSで知った南天神の日本酒が美味しいうどん屋へ。残念ながら胃袋に
余力が少なく、三井の寿(みいのことぶき)+レモンサワーの2杯に
胡麻かんぱちと三原豆腐店の揚げ出し豆腐(本家とは見た目が…仕立て人の違い)で
嫌な酔いを覚えてギブアップ。うどん屋なのにうどん食べずに退店とは。

最後はDistination CPとして七色に光る天守閣が組まれた福岡城へ。
(前回の反省を生かしてこの日は地下鉄の1日乗車券を買いました)
天守閣があったのか無かったのか未確定の福岡城。藤巴紋が入った幕と
中白の旗に囲まれた骨組みは時に紫、時に炎上を彷彿とさせる赤に輝きます。

実はPsycheの帰り道にも公園の躑躅や藤を愛でに歩いたのですが、
人が藤棚に這わせた藤より、樹木に蔓を巻き付け乗っ取る勢いの藤の方が
なんとなく黒田家の藤っぽいと感じました。藤がはびこる植生は、もはや末期なのです。

2024.4.27 wrote


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