Land of Riches


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 2024年01月24日(水)   花形見 

今日は刀ステ七周年感謝祭Blu-rayの発売日。AmazonからPUDOへ直送できるようになって
一時期卒業しかけていたAmazon使用が復活してしまいましたね(苦笑)
全部見ると16時間以上あると噂ですが、バクステだけで既におなかいっぱいです。
実は刀ミュ花影予約してないんですが、刀ミュはバクステ入ってないらしいので…(少し安い)

今年はカレンダーに恵まれていて3連休が多い年なのですが、それでも有休は
部署で定められた日数を消化せねばならず、おまけに今年から担当業務の交代があって
部署の定例ミーティングと合わせると何の予定も入っていないのが金曜だけに。
その金曜も同じタスク担当してる人が2週に1回は外部会議に出るため、
何の遠慮もなく休めるのは月に2日ぐらいしかありません。今日も無理やり
午後半休を入れたのですが、そんなタイミングで隣席の同僚がCOVID罹患。
この2日半、二人分働いて目が回るような時間でした。

最近、ほぼ毎晩、寝床に就くとまた眠ろうとしていると思い、程なく気を失って
気が付けば朝を迎えている(=出勤準備を始めねばならない)の繰り返しで虚しさ満載です。
休みを取るのにネガティブな気分になるってどんな状況だよ…と思いながら
実際その半休を消化していると、ビックリするぐらい半日が長いんですよ。
いや、働いている間の1日が短すぎるのでしょうか。寂しい人生です。

今日は先日行きそびれたトーハクの本阿弥光悦展へ。刀狂いの唐橋さんならぬ
宗家9代光徳の従兄弟(光悦の母が光徳父の妹)で、加賀藩前田家の依頼で
本家に刀を持ち込んだ書状が残っていたりもしますが、あまり刀には携わらなかったのか…?
(光徳と光悦の差料としてそれぞれ短刀1振りしか残っていないのが印象的。
本阿弥家は根本的には武士ではないのですね)

能書家として知られ、また家康から与えられた土地に芸術稼業の人間を集めて
住まわせ、漆器など多様な工芸品をプロデュースしたと推察される光悦。
(書状がほとんど残っていないのでほぼ推測だったりする)
自ら手掛けたのは、会場キャプションで土の刀剣と称されていた楽茶碗でした。
刀の刃文は土置きによって描き出されるので、的を射た表現ですね。

本阿弥家の稼業紹介として会場の最初に刀が数振り展示されていました。
先述の二人の差料に、本阿弥家が高く評価した正宗・吉光・江。
先日、正宗十哲展を見たので、美濃や備前の刀工であっても相州伝の影響を
色濃く受けていると刃文を見て分かるようになっていて嬉しかったです。
観世正宗と津軽正宗は本当にそっくりな兄弟でした。吉光からは後藤藤四郎。
吉光らしからぬ乱刃、それもまた味があると高く評価したのが本阿弥家なんですよね。

そして名物帳でも松井や桑名などのページが開かれていた江。
北野江が展示されていたんですけど、金象嵌銘が達筆すぎて花押は光徳なれど
文字の部分は光悦の字だと思われる…と説明されていたのが一番印象に残りました。
恐るべし能書家。津軽正宗やへし切長谷部の金象嵌銘とは全然筆跡違うんです。

帰りに本館へ寄って、過去最高にうちのけが見やすいと言われる三日月と
その鞘を見てきました。確かに今までになくたくさんのうちのけが視認できました。


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