Land of Riches
Index|Before|After
東北遠征のメインイベントはラインメール青森のホームゲーム。 会場である「新青森県総合運動公園」は公共交通機関でのアクセス難易度が 人生で過去経験した中でも五指に入りそうなぐらいヘビーな場所でした。
青森駅を正午に出発するバスが試合開始の2時間ほど前に到着する唯一の手段。 午前中は潰すしかなく、廣田神社まで歩いてりんごのおみくじ(津軽弁で書いてる)を 引いたり、Xの選手権で見かけたシュトラウスでザッハートルテを食したりしました。
バスにはラインメールのユニフォームを着た人がいたのに、公園に到着したら 一番奥にある球技場までの徒歩登坂したのは私だけでした。悪天候もあって 園内には他に人影すら見当たりませんでした。サッカーの試合を見に行くのに ここまでlonelyになった記憶がないので、試合前から震え上がりました。 (ラインメールは公園入口にある駐車場から球技場までの間にシャトルバスを出している)
球技場は本当に公園の一番高い場所、最も奥にあるのです。一番手前にあるのが マエダアリーナとカクスタ(カクヒログループ・アスレチックスタジアム)という名の 立派な陸上競技場なのは闇が深すぎると感じました。ラインメールは相手チームが 青森までの格安長距離遠征で疲弊するアドバンテージを持っていて、ホームでは やたら戦績が良いのに、観客動員が1試合400人程度でJ入りに暗雲漂っているのです。
ポンチョを着る屋根もない席で濡れながら、なんども万屋本舗で買った長谷部の 軽装ガーゼハンカチでメガネを拭いていました。雨上がりにはボランティアさんたちが 座席を1つずつ丁寧に拭いていました。何かすべてがちぐはぐな印象を受けるラインメール。 船山さんのお高い綿グッズは買えましたが、これも売り切れている選手がいるようで…。
試合はラインメールが先制するも、Hondaが地力の差で得点を積み重ねる 逆転負けでした。結局ラインメールはシーズン通してこんな展開を繰り返し、 最終的には戦績でも昇格基準をクリアできずに終わったのですが。 (これを書いているのは2024年2月、船山さん引退後です) 女声が響く応援、珍しいといつも感じるのですが、選手も最後まで戦ってほしいですね。
ひどいのは帰り道。青森駅まで直接帰れるバスはなく、試合後1時間近く待った後、 青い森鉄道の野内駅まで行くバスがかろうじて来て、乗り継がないと帰れません。 (行きもこの試合がたまたま遅めの14時半開始だったから青森駅から直接行けただけで、 JFLでありがちな13時台だった場合、乗り継ぎで全力疾走する必要があった) 試合もアクセスも最悪すぎて、当初の予定では呑まないつもりだったのに 我慢できなくて青森駅前のアーケードにあった適当な海鮮居酒屋で呑んでしまいました。
2024.2.17 wrote
|