Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2023年06月16日(金)   ただ君と会えた事にありがとうを 

高円寺アンドビールで昼間からカレー&クラフトビールを堪能してから、
追加販売でゲットした刀ステ花影・東京凱旋公演の『S席』に行ってきました。
(刀ステビュッフェの突然の先着予約開始や、開演直前に実休光忠疑惑のある
新刀剣男士のチラ見せがあって、かなり落ち着かない心境になりつつも)

1階最後列のほぼ一番端―本来は1階はフラットな立川ステージガーデンなので、
仮設の段差にパイプ椅子を並べた客席は、これまたステージガーデンの特徴である
少し変な音の反響(こもったり遅れて聞こえる)を受けると床が揺れます。

最も見づらいエリアは千鳥配置だそうですが、最後列は配慮なし。
すぐ前の人は遅れて入ってきたので、入ってこられるまでは問題なかったのですが、
着席後は上手4分の1が後頭部に遮られて見えなくなってしまいました。
構造の欠陥をフォローするために両脇に大きなモニターが設置されてるんですけど、
近い方のモニターは張り出した3階席に半分遮られる本末転倒ぶり。

これは見切れ席にすべきでしょ!―と憤りを抱えた私ですが、twitterを見ると
もっと視野が狭いS席の例(並んだ3人の隙間から覗くだけで半分以上見えないとか)が
出てきて頭を抱えました。そもそも追加販売が実施される時点でステージガーデンの
敬遠されっぷりは明白なわけで、分かり切ったリスクに飛び込んてしまっただけです。

ただ、長谷部は隊長なので0番(センター)辺りでの演技が多く、そこは見えたので
まだ救われました。見えなくて苛立つ場面も片手の指が余る程度。
長義や鬼丸はあまり中央に来ない(立ち位置で部隊内のポジショニングを
表現している?)ので、彼らが推しだったらストレスも更に増していたでしょう。

---
立川初日以来の観劇でしたが、木原さんは更にブラッシュアップしてました。
眉間の皴は深く、声も原案寄せか低めになり(木原さんの地の声はかなり高い)
一段と笑わなくなったのです。長谷部は主の前以外では笑わないところが好きなので、
良い方向に深化したと私は感じました。メディアミックス出席率の高い長谷部ですが、
メディアミックスでは審神者が滅多に喋らないため、主と会話する長谷部、実は初出です。

とてもくだけた感じで話してて良いのですが、だからこそ刀ミュの過去作で
鬼みたいな任務をやらせまくっていた審神者と私の脳内で繋がらないんですよね。
今回は単純に一期を任せたとだけ言います(長谷部はこれで案の定空回るのですが)から。

笑わなくなったけれど味方を怒鳴ったりはせず、考えうる限りの手を自ら打ち、
上手くいかなければひたすら自責に走ってしまい、長義にストップをかけられる。
とても良い立ち位置なのですが、刀ミュ本丸全体を俯瞰したらどんなポジショニングなのか。
答えはきっと、9月の富士山麓にあるのでしょう(苦笑) 過酷すぎる…。

公演を重ねた結果、正の変化が演技の深化なら、負の変容はもちろん疲弊です。
オペラグラスで定点観測しているから、1部の殺陣後、スポットライトが
当たらない位置では肩で息をしている(男士は人外で神様なので、物語の展開以外で
基本的には疲労を表してはならない)のも見えました。2部のライブでは
持ち前の抜けるような高音が鳴りを潜め、声も全体的にかすれていました。
静止画だと上品な王子様なのに踊ると快活な在り様がいいのに、心配です…。
(これを書いているのは大楽より後なので、大楽では復活していて安心しました)
前回見たのが、北九州公演が飛んだインターバル明けの立川初日だから余計感じたのかも。

まるで、木原さんはその身を燃やして長谷部に捧げているように映りました。
1部でも2部でも雨に打たれている長谷部は、なんとなく水属性にも見えるのですが。
(ちなみにわだべは土というか鋼だと感じます。個体というか本丸の差異かもしれません)

あと印象に残ったのは、全体曲における客席のペンライトのアイスブルー率!
長義が人気なのか、伯仲なのか水江さんなのか、正確には分かりませんけど、
あまりにも過酷な現実が役者さんの目に見える形でも投影されてて苦笑いでした。

実際、演技の安定感は段違いなのですが、日替わりの小竜ラジオDJバージョンで
最後に脳内から歌が消えないのをめちゃくちゃ雑に長谷部に振った辺りが
水江さんの素で、ファンにはギャップ萌えになるのかな…と思ったりしました。

2023.6.17/7.2 wrote


やぶ |MailWeblog