Land of Riches
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2023年04月01日(土) |
Meiner Augen Lust und Sonne |
映画刀剣乱舞黎明にはOP曲があります。J.S.バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」です。 鑑賞中は聞き覚えがあっても曲名まで思い出せなかったのですが、twitterで 『あるじ』と読ませてのイメージ曲では…という考察を見てゾクッとしました。 讃美歌なので本来の『しゅ』は当然イエス・キリストであり、誤読借用は不敬の極みですが、 刀剣男士は人間ではないので―『あるじ』の存在を褒め称え、心から離さないと誓う詩。
タイトル部分は、意訳すると『あるじ』は己が瞳にとっての歓喜にして太陽、の意。 ある審神者さんに占ってもらった時、我が近侍の長谷部が私に向けているものを 指し示したカードが大アルカナの太陽でした。これが、とあるwebオラクルカードで MUSICというカードで啓示した、歌詞の内容に気を配るように―の正体か、と悟りました。
2回目の黎明は上演前に原案ゲームのCMが流れるTOHO(上野)で見ました。 1日でどこの映画館でもグッズは枯れてしまい、オフィシャルガイドや シナリオブックも何館か巡って、やっと舞台挨拶が行われた日比谷で確保する有様。 (長谷部と長義を自宅販売の特典としてずっと伏せ続けたTOHOよ…) 果たして今月末の大型updateは世間の人が想像するような変化なのか?! (初回が散歩でみんなずっこけた。でじたろうさん達には大きな意義あるようですが)
初回と違って、中だるみも感じず見られて我ながら驚きました。 仮の主がバスの車内で長谷部にかける言葉の意味も分かってて見れましたし…。 恐らく初回だけだと消化不良でネガティブ評価つけちゃう映画でしょう、これ。
この日の本命は夜のトップガンマーヴェリック。さんざん映画館で見た方が良いと 昨年言われていたアカデミー賞6部門ノミネート作品。この期に及んで見たのは (ファーストデイとはいえ全席完売でちょっとびっくりしました) フォロワーさんのインスタを見た時に、船山さんがストーリーをあげていたのを見たから。 24時間で消えてしまうストーリー機能でしか投稿しない船山さんは、私からすると 物凄く今どきの若い人なのですが…私はインスタ稀にしかアクセスしないので、 なかなかpostと巡り合えないのです。それがこの日ばかりは見られまして。 投稿内容は、配信されているマーヴェリックを何度見たか分からない…というものでした。
トップガンから36年振りの続編(前作未見です)であるマーヴェリック。 前作で発生した事故で死亡したマーヴェリックの相棒の息子がやはりパイロットになり、 (マーヴェリックも真相が伏せられた死を遂げた父の後を追ってパイロットになった) 彼を死なせたくないマーヴェリックと父を殺したと恨むルースターの対立から いろいろあってミッションを成功させ、なんとか帰還するまでを描いた大作です。
黎明がやたらハリウッドスケールのVFXを主張していますが、本物のハリウッド作品は これくらいの壮大なスケールがないと…と思い知らせてくれました(苦笑)
一般的にこの作品の長所は劇場の大画面で見るべき迫力だとされています。 配信=自宅で繰り返し鑑賞し、絶賛する船山さんにはどの部分が刺さったのか、 私自身には前評判ほど刺さらなかったのですが、彼には刺さったという事実が あまりにも大きく感じられました。ベテランと若手が紆余曲折を経た後、協力して成功する。 船山さんが望んでいまだ実現できずにいるものがそこにあるから、なんて邪推したり。
ファーストデーに2作品を見て、和田さんも船山さんも大人になったと実感しました。 DNAを繋ぐ生物としての役割を放棄した私は、人間社会に対して何が尽力できるのか。 ずっと考え続けなければいけないと、改めて肝に銘じたのでした。
2023.4.2 wrote
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