Land of Riches


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 2020年10月28日(水)   絵巻物 

舞台FGO終章ソロモンへ行ってきました。入場はWマット(まず汚れをトゲトゲで
物理的に落とし、更に液体で消毒)から検温、自分でチケットもぎりとニューノーマル。
物販もパンフレット以外は展示のみ、アニプレックス通販となってました。

FGOの1部終章はゲームではリアルタイム参戦で、魔神柱(素材)狩りタイムアタックの
印象があまりにも強烈ですが、ストーリー的にもまさにクライマックスでした。
とは言え、長い話ではないので、どうやって舞台にするのかと思いきや、
マスター立香の旅立ちより前、マシュとロマニの出会いから始まる重厚な物語でした。
規制退場あったとはいえ、18時半開演で会場出たの22時頃(公式の発表では、
休憩20分を含む3時間20分公演)で、帰宅はかなり遅くなってしまいました。

終章の山場はマシュの犠牲とロマニとの別れなので、二人がどういう道のりを
歩んできたかは物語を構成するのに必須要素ではあるのですが、とにかく長い。
必然的に序章〜7章はダイジェストとして組み込まれ(クーフーリンはだから出たのかと理解。
加藤将さんは光の御子を演じるには若干主役力が強すぎると感じました(苦笑))
特に過去舞台化されている6章・7章ではマイネームイズオジマンディアスと
ギルギルツヨスギルの魔曲が生で再演され、また見られるとは…と少し驚きました。

とはいえ、サーヴァントは終章では脇役でしかなく、贅沢な役者さんの使い方とは感じました。
序章のセイバーオルタに至っては時間が短すぎるのでアンサンブルさんが演じるという。
終章の見せ場であるサーヴァントが大集合して魔神柱と対峙するシーンは
ちゃんと表現されてましたが…そう、パンケーキこと魔神柱もちゃんと出てきましたし、
中の人(今回だとレフ)の声でしゃべるのも再現されてました。
7章のティアマトといい、舞台表現の可能性を感じられるのが舞台FGOの好きなところです。

ロマニがサーヴァントとしての姿に戻り、ラスボスと対峙するシーン。
ゲームではグラフィックの関係でちゃんと表現されていなかったので、
マシュの犠牲も含め、こんな風に展開されたんだと初めて明確に知覚できました。
終章はどこまでもマシュとロマニの話なんですよね。だから座長もロマニ役の方で。

英霊が派手に戦う6章7章のような華やかさはなくても、FGO1章の尊さと、
何より生きたいという一念で戦い抜いた素人マスター立香の真の強さが光る、
どちらかというと地味な舞台だと感じました。FGOやってない人ついていけたのかな?(苦笑)

FGOはサーヴァントの華が主体のようで、実はそんな強くない人間が懸命に生き延びる物語なのです。

2020.10.31 wrote


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