Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2019年07月14日(日)   派生 

神戸まで出向きながらトンボ返りしたのは、東京で元主と刀プチが開催されるから。
これがなかったら、帰省して長良川にジェフを見に行き、またへこんでたでしょう(2-2のドロー)

twitterで絡んで下さる絵師さんに神戸の土産を持参して本を買ったり、
長政さまと長谷部の漫画を買ったり、事前に下調べする余力がなかったプラス
神戸遠征の翌日で身体が悲鳴を上げるレベルで疲弊しており出遅れた割には
狙いをつけた物は長谷部の刀紋入りリールグッズ以外は買えました。
ハズレもほとんどなかったですし(私はハズレの本はすぐ捨ててしまうのです…)

夜には双騎のライビュが17時と早い時刻からから開始するため、
戦利品を抱えたまま南船橋⇒海浜幕張(今回先行は落選し、一般でも次々と
近場の映画館が完売していったため、ライビュでは最も遠い幕張遠征に)を
ウロウロする羽目になりました。だから読めなかったんですけど…。

双騎"SOGA"は短い公演期間、かつ緘口令が敷かれていて、内容ほぼ知らない状態で見ました。
1部が芝居だというのでチケットを取ったのです。ふたを開けてみると、
曾我兄弟に成り代わった髭切と膝丸が脚色された物語を演じ切り…刀剣男士の
二振りはいつ出てくるのだろうと思いきや、結局いつもの装束で出てきたのは
2部の一番最後、馴染みのナンバーを歌う際にでした。一体何分間あったやら。

花組芝居から役者を迎え、2.5次元の演目とは思えない高尚かつ濃厚な舞台を見て、
凄いと圧倒されると同時に、これは受け入れられない人がいるだろうと
すぐに悟れました。実際、webでは賛否両論が渦巻いていました。
悲伝もいろいろありましたけど、今回はまずそもそもこれは“刀ミュ”かという点から。

昼間買った本の中に、慈伝前に書いた悲伝のアフター本がありました。
翌日以降に拝読して思ったのは、素っ気ない同田貫や山姥切に対して
距離を取ってしまう長谷部は、悲伝までのシリーズを見てきていたら
連想しやすい二振りだということでした。全体のお話もそうです。
ファンがこれまでのシリーズの延長線上に想像しやすい事象が描写されている。
実際のステ本丸は、山姥切に気を遣い過ぎて空回りしまくる二振りの
コメディを展開してくれたわけですが。つまり、斜め上を行っているのです。

双騎は延長線上には在りません。あるのは演出家や脚本家の、2.5と一般演劇の
境界線をぶち壊したいという野心だけ。2.5俳優というだけで格下に見られている
現実はファンの私ですら感じるところです。でも、住み分けはオタク女子が良しとする概念。
ヤングジャンプのインタビューで高らかにこの路線を突き進むと語っている
演出家と脚本家に不安を抱かずにはいられません。私は源氏兄弟ではなく
かつてテニミュで跡部を演じた三浦さんに主眼を置いていたから
さほどダメージを受けなかった点は、自分でも自覚できているのです。

年末の歌合まで拘束期間が長すぎて、若手俳優を起用しまくりの新作。
鶴丸に至っては舞台2作目のとても若い方です。年齢がどうこうじゃないとはいえ…。
これからの刀ミュがどこに進むのか(テニミュはループという答えを見つけましたが)
推しが出演していないから部外者の審神者としてですが、観察しなければと思った次第でした。

2019.7.22 wrote


やぶ |MailWeblog