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 2019年07月11日(木)   A dream of a game 

20年以上ぶりに、神宮球場でスワローズの試合を見ました。
twitterでRTされてきたSwallows DREAM GAME。
ヤクルト球団の50周年(カウントはアトムズかららしい)を記念して
OBが大集合して対戦する花試合なのですが、片方のチームは名前が
GOLDEN 90'sと名前からして私が夢中だった1992〜1995辺りの主力がずらり。

智仁さんの名前がないのは残念でしたが(後で知ったのですが、
今は楽天イーグルスの一軍投手コートだそうで。出場メンバーの中で
現役の他球団コーチはホークスの飯田さんだけだった模様)
岡林さん、川崎さん、山部さんと当時大好きだった投手達見たさに一般販売で取りました。
(山部さんは昔から細かったけど、今も引退後にしてはかなり細い身体でした。
 ボールはちょうど打ちやすい感じになってしまって打ち込まれてましたが…)
ブルペンで肩作る姿が見られたらいいな、と一塁側内野席の前方席を。

7月上旬は当然梅雨の季節で(フレッシュオールスターと重なって
二軍監督の高津さんが欠席していますが、恐らくこの時期にしかできなかったんでしょう)
1週間前くらいから週間天気を見ては一喜一憂(割合としては後者かなり多め)してました。
サッカーと違って野球は雨天中止があります。と言っても、ファンクラブこと
swallows crewの特典で緑ポンチョを配布している時点で、球団としては極力
中止は避けたいんだろうなというのは伝わります。払い戻し面倒くさいですし。

当日、残念ながら7イニング予定を5イニング予定に短縮する雨。
払い戻し回避ラインである試合成立を4イニングに設定と、主催も認める悪天候です。
何より、夜行バスで神戸に向かわなければならない私は、ポンチョを100均で
買うかどうかも思案した末に取り止めました。むしろちょっと見たら切り上げようかと。

結果として球場ではほぼスタンドに出ず(花火やら西村さんやらは少し見ましたが)
通路にいくつも設置されているモニターを眺める形になりました。
それでも良かったと思います。空気を味わうというか。欅という名物売店の
高くて少ない(苦笑)チーズオムハヤシも食べましたし。

岡林さんは先発。ユニフォームのデザインが黄金時代モチーフなせいか、
奥さんに先立たれてから衰えたノムさん以外は意外に昔のままに見えました。
と言っても25年以上前が黄金時代ですから、見に来ているファン含め
(よろよろしてるような老人も結構見かけた)確実に加齢しています。
映像出演の荒木さんや智仁さんは相応に老けてましたし。
(指導者として苦労してるのもあるだろうけど、それは出場メンバーも同じはず)

装束・装備品には気持ちを創る力がある。
形から入る、って決しておかしな着想ではない。
それを一番実感したのは、バッターボックスに向かう際は
古田さん・川崎さん・池山さんらに介護されながらだったのに、
バットを手にした瞬間はパッと表情が輝いていたノムさんの代打打席でした。

初優勝やいわゆる低迷期の方々含め(70代の方も出場されていた)
悪天候ながら、みんなとても楽しそうだったのが印象的でした。選手もファンも。
自分の出番なのに!と言いながらいつもの倍600発の花火告知アナウンスに参加し、
三振で締めくくった後はボールをくわえるパフォーマンスをした
50代のギャオス内藤さんも本当に輝いていました。まさに夢のような時間。
久しぶりの野球観戦でしたが、とても満たされた心地でした。
(もちろんスタンドで見られたらもっと良かったとは思いますが)

夜行バスの出発時刻があって、クロージングセレモニーは見られず。
(これでも遅い時間のバスにしたんだけど…お陰で翌朝、大阪湾岸を
 のんびり走り、三宮駅には朝8時台に到着するという便でした)
世闇に浮かぶ国立競技場は巨大すぎて、もはや青春時代の面影はなく、
駅までの道のりも迷った挙句、千駄ヶ谷駅ではなく信濃町駅に着く始末でした。
…絵画館だけが、昔から変わらずに残っている分かり易いランドマークなのです。

2019.7.21 wrote


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