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Land of Riches
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博多座で諏訪部さんが藤沢文翁朗読劇「信長の犬」に出るというので、 キャスト的にもテーマ的にも外すことができず、また発売日瞬殺のチケットが 朝10時にコンビニ端末へ張り付いた甲斐あって取れてしまったため、遠征が決定。 ヴォイサリオンだけだと遠征踏み切るには弱かったのですが、前日に山口にて ジェフが試合をするので思い切れました。行ったことないスタジアム行きたいんです。 山口県は下関の端に上陸した経験しかないですしね。
twitterでぼそっと呟いたらエゴサで地元の方にアドバイスを複数もらって驚きました。 交通機関も山口単独だと新幹線がメインらしいのですが、今回は帰りが福岡発なので 飛行機に決定。山口宇部空港…よくある“ほぼ何もない地方空港”でした…。
宿泊地の湯田温泉まで行く手段はいろいろあったのですが、安さより時間を重視して、 バスで新山口駅まで→山口線で湯田温泉までをチョイス。新山口駅には “この街にはジェフがある”という千葉市ののぼりがあって、んんん…?
懐かしのキハ40でたどり着いた湯田温泉は、片面ホームののどかな駅。 こんな住宅街に温泉が…? 温泉というと海沿いだったり、火山のそばだったりしますが、 ここは、なんでこんな幹線道路沿いに温泉宿がさりげなく?というシチュエーションでした。 県庁とか大学とか近くて、試合会場の維新記念公園までも幹線道路に沿って徒歩25分。 しかし、西暦1200年頃から知られる歴史のあるアルカリ性の美肌温泉で、 駅にも観光案内所にもただの公園(一応、井上馨の実家跡だけど、遊具とかある ごくごく普通の公園)にも当たり前のように足湯がある、とんでもない土地でした。
県庁に近い、つまり県庁所在地都市の中心地にも近いので、宿はビジネスタイプの ホテルも多く、私もその一つに。でも温泉。15時から入りたい放題。 試合前だしどうしようかと思ったのですが、結局入っちゃいました。 中では日帰り入浴の地元の方と雑談。なんという温泉慣れした人々なんだ…!
汗を流してたのに先述の通りスタジアムまで徒歩。ジェフサポさんもユニで歩いてました。 羽田から結構見かけてて、8月未勝利だけあって皆さん気合が入っているというか。 スタジアムグルメは山口県名産を使った一部の店だけ並んでる感じでしたが (メニューが固定されていると、ホームサポは結構厳しくなってくる気がする) 私が狙ってて、案の定行けたのはレノファハイボール。山口の日本酒のソーダ割! 山口の日本酒と言えば獺祭が有名ですけど、うまいに決まってるだろという。
試合は私がMDPで見た順位表(レノファ10位・ジェフ16位)で唖然としたのが むしろ無知だよというぐらい、J2でよくある低レベルな…マイボールを配球過程で ロストしたりする展開で、開始10分でハイボールあと2杯、いや3杯呑みたくなる心地でした。 ジェフが低迷しているのも当然だと言い切れるぐらい、下手なんですよ。
その流れが変わったのは前半終了間際、アディショナルタイムの本当に最後のプレー。 左からのボールをジャンプした船山さんが頭でそらしたのがネットイン! 凄く喜ぶ姿が、私が情報キャッチアップしていなかった8月の苦しみを実感させてくれました。 引き揚げてくる時も、サブメンバーと一人一人ハイタッチしてて驚きました。 私は10代当時のイメージをずっと引きずってますが、彼、もう30代のベテランですから。
後半、2点目を決めて陸上競技場の9レーン+更なる余白をも気にせず ゴール裏のサポーターに一直線だった町田さんが病み上がりなのもあって 途中交代すると、腕章は船山さんの腕に。低迷するレノファサポが 静かになったのもあってか、先述の通りピッチの遠いスタジアムにもかかわらず、 船山さんが両手を大きく叩きながら味方を鼓舞する叫び声がスタンドにまで聞こえました。
「こっからだぞ! こっからだぞ! こっからだぞ!」
2点差は危険なスコアと一般的に言われますが、守備が脆いジェフなら尚更。 頭ではそうすぐに理解できるのですが、この叫びは当分忘れないだろうと 思えたぐらいに心に残りました。先程のハイタッチと合わせて。 船山さんは、私が思っている以上にジェフの主柱なのだと。
ジェフのパフォーマンスは後半から飛躍的に向上。船山さんも広い視野を 感じさせるロングボールを配球したりして…相対的に、どれだけ前半最後の ゴールまで心が追い詰められていたかを改めて実感させられました。 (これを、船山さんが良くなるとチーム全体も、と表現していいかは流石に自重) 指宿さんらが追加点も挙げて、ジェフは久々の白星を4-0で手にしたのでした。
ふわふわしたまま湯田温泉までまた歩き、閉店まで残り30分を切った 足湯(ファジアーノサポのフォロワーさんに教えてもらった)にIN。 レノファのチケット見せるだけで足湯がタダ+狐のタオルをくれる太っ腹です(通常200円) 獺祭がやはり著名なので、それを含む日本酒飲み比べセット(お猪口3つ)を注文。 この時点で15分ぐらいしか残っていなかったのですが、足湯を楽しみつつ、 祝杯を挙げました。こんな贅沢な足湯、自称する通り日本でここだけでしょう。
ジェフの試合を見ると暗澹たる気分になることが多いので、今回も博多座のついでだと 予防線張りまくっていたのですが、思いのほか良いものが見られて幸せでした。
2018.9.17 update
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