Land of Riches


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 2017年06月07日(水)   乾いてた 

2日前に、とある方からキリンカップの招待券を頂いたので、
各駅停車にすら乗れない京王線で行ってきました、東京スタジアム!
(お金の絡みで代表戦では味スタと呼べず、トイレの各個室にある
 雨水再利用の小さなプレート全てのAJINOMOTOに黒いビニールテープが貼られていた。
 代表の、特に最近スポンサーになった企業は個人的には割とろくでもないイメージある)

さすがに中村航輔さんは出られないだろうとは思ってましたが、
彼がフル代表の一員としてsubstituteで呼ばれたのにはそれなりの感慨がありました。
というか、今の代表戦ってスタメン発表で所属チームも読み上げるんですね。
Jリーガーの方が少ない…海外組ばかりです。

飛田給駅からの道では、朝日新聞(やっぱりろくでもな(略))が
ジョホールバルから20年の号外を配布していて。このシリア戦からの
着用となった新しいユニフォームも、あの時の炎ユニをモチーフとしています。

結果として無駄にしてしまったチケット1枚、昼間に大学生からお声掛け頂いて。
自分も若い頃には生活のほぼすべてをフル代表に捧げていたのだと思いました。
今となっては、号外をもらった小学生にパパが、初出場の時の思い出を話しても、
日本がワールドカップに出るのは当たり前だと思っている少年にはピンと来ないのですが。

フランス大会の予選、アルゼンチンワールドユース(ソラミナ)、
そしてRKUを1年追いかけ倒した経験は、代表戦を見ても贔屓クラブの選手が
いるかいないかでしか物事を見ない人たちとは違う目を培ってくれたんだと
今更ながら思いました。いや、毎年同じことの繰り返しである
Jリーグのリーグ戦やカップ戦に私はそんなに魅力を見出していないんだと改めて。

そもそも野球からサッカーに移ったのも、毎年同じことを繰り返してるのに
耐えられなくなった…ぶっちゃけ飽きてしまったゆえだったのでした。
そして、今、喜びよりも悲しみや怒りをより多く与えられることに心が砕けたというか。

それでも、代表の選手は圧倒的にボール扱いが上手で
(むしろ普段見ているJ2のレベルの低さを再確認しただけかも)
本番前週にこんな結果でいいのかという疑問は置いておいて、
乾さんのボール扱いは特に好きだなと感じたのでした。ドリブラー好きは直らない。

試合の感想を一言で言えば「乾いてる」でしたもの。
いぬい いてる。

お手洗いに行きたくて、長いロスタイムが終わる前にスタジアムを出たのですが、
それでも京王線は通勤ラッシュも真っ青なくらい混んでいて。
途中で帰らなきゃいけない人がもっと増えるのは確実なんですけど、
それでもさいたまスタジアムには田舎にあるなりの利点(?)があるのだとも
気づかされたのでした。あそこは一応専用だからね…。

ピッチの上をずーっとクローンが飛び続ける時代。
海外組は増え、ワールドカップ出場が当たり前のような感覚があって、
ほとんど変わっていないものはチームチャントくらいなのかもしれません。

2017.6.8 wrote


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