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 2016年05月03日(火)   魔境 

ジェフが長年J2にとどまっている一因は、フクアリかもしれないと感じた一戦でした。
いや、船山さんのプロキャリアはフロンターレ以外全てホームスタジアムが球技場なので、
真なる素因は長きにわたって裏切られ続けた結果、信じる心を失ったスタンドなのかも、と。
昨シーズン最終戦、タイムアップの笛が鳴る前に戦意を喪失したジェフイレブンの話を、
バレンタインで今季初めて船山さんに渡した手紙に書いたのですが、
選手がほぼ総入れ替えになっても、繰り返されているのです。

開幕前うまく行き過ぎたツケなのか、いまだ組織的な守備が構築されていなかったり
(全般的に讃岐はボールを持てず、試合に絡めなかった仲間さんは早くに下げられたのですが)、
船山さんとて少なくとも三度はシュートを枠外に飛ばしていたり、
当然ながらピッチ内にも敗因はごろごろしています。
船山さんが蹴ったショートコーナーに阿部翔平さんが全く反応しなかったシーンは、
船山さんでなくてもブチ切れたくなりました。
負傷者が多すぎて、練習で修正したくともできない面もあるでしょうが。

しかし、まだリードしている時点から(先制点はこぼれ球を町田さんが
巧みに押し込んだもの)判定に不服を唱え続け、追いつかれてからは
ジェフイレブンのパフォーマンスに落胆ばかりが響くフクアリの空気の悪さに、
ピッチとの距離が近く、スタンドの感情にイレブンが飲まれやすいことこそが
長きに渡ってJ2にとどまっている低迷の一因ではないかと感じたのです。
端的に言えば、ジェフイレブンを応援する人はどこにいるのか、と。
10年程前のレイソルで、こんな空気はたっぷり味わったから、肌が覚えているのです。

マイナスの感情はプラスの三倍の伝染力があると、仕事で習いました。
山雅サポが選手にブーイングしたのは、先日の船山さん凱旋が初めてだったと聞きます。
アルウィンで選手が後半にサポ目指して攻撃するのをチョイスするぐらい、
本当は専用スタジアムって力があるはずなのです。
個人的には、結果として敗れ去った後なら、ブーイングはありだと考えています。
でも、タイムアップを迎えるまでは、最後の1秒まで共にいると
豪語するなら戦うべきではないでしょうか。

私はかつて、レイソルユースの、つまりアマチュアの選手に酷い仕打ちを
繰り返したジェフのコアサポに対して偏見があるのも自覚しています。
だから、ここまで書いた感想は、色眼鏡を通して見たフクアリです。
それでも、私はあそこへ足を運ぶのが躊躇われる程、
嫌なものを見聞きした気分になって帰ってきたのです。

まあ、それでもロアッソ戦は行くわけですが。
熊本の地震復興支援で、唯一お金を二度も送っている相手である巻さんが来るのですから。

2016.5.8 wrote/2016.5.14 update


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