Land of Riches


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 2015年10月25日(日)   芸術と娯楽の狭間 

今日は有楽町まで朗読劇「みつあみの神様」を見に行ってきました。
ビックカメラには良く行きますが、7階のよみうりホールは初めてでした。
↓ ※以下ネタバレ入ります






















原作物で、シュールな話らしいとは知っていましたが、
その程度だったので、後味が良いとは言えないストーリーは正直、
小学生男子を連れてくるものではないと感じました。
(後ろの母親が、他に子どもの客がいないと開演前にぼやいてましたが、
兄弟は上演中も終始ぶつぶ言っていて、親を呪いたくなりました)

物、それも刀剣男士のように人間がことのほか大切にしたものではなく、
破れた手袋、しぼむ風船、涙に濡れる枕といったアイテムに心があって
(その在処についても彼らは語り合い、思い出がある場所が心臓ならば、
思い出せなくなったら死んでしまうのか…という話をします)会話を進めていきます。

彼らは一人の少女のそばにいて、彼女を見守っているのですが、
その彼女もまた、他の人間のパーツ(臓器移植のみならず、
手足も簡単に他人へ移植できる設定)となるため
養育されている「牧場」の住人だと、終盤で明らかにされます。

人のように語る物、物のように扱われる人。
心をぞわぞわさせるストーリーですが、柔らかいタッチの…絵本のようなアニメーション、
アコースティックギターほぼ一本(途中一回だけ鉄琴混じり)による歌だけの音楽、
構図もとらず指先と掌で撫でて描かれるサンドアートによってショッキングさが軽減されています。
それでも手術室で切断した内臓が画面に出てきたりしましたが。

どういう状態なら生きていると言えるのか、幸せだと言えるのか…パーツとなって
他人の役に立つのも幸福なのか。日曜の午後に見るにはヘビーな哲学でした。

そんな公演後の挨拶で、飲みに行く話をしちゃう花澤さん可愛かったです(笑)


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