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 2014年11月02日(日)   静と動 

レイソルトップのDFラインが顔ぶれ変わる!との情報を小耳に挟み
(シーズン終盤はいろいろあります)久しぶりにトップの試合へ行ってきました。
アソシ会員さんと一緒だと、チケットもグッズも安くなるから助かります。
少しも安くないアウェー指定席には、前半だけ大杉さんのお姿も。

徳島戦の前の試合もアカデミー卒業生占有率が11分の5だったレイソル。
この日は顔ぶれが変わって桐畑(なんだかんだで船山さんの同期で
唯一トップチームに残っているのが彼である事実が身に染みる)、秋野、中谷、
大谷、太田となりました。個人的には輪湖さんがサッカーしているの見たかったです。

卒業生8人+助っ人3人を理想系に掲げる強化責任者のもとで邁進するレイソル。
実際、これが実現してしまったら純粋培養の弱点ばかりが出てきそうですけど、
現状アカデミー卒業生がトップデビューする場合、大谷さんの存在があまりにも大きいです。
彼がバンディエラ―ずっとトップの主軸であることが、アカデミー中心の編成にするという
方針にも説得力を持たせていると感じます。彼自身、後輩のデビューには気を遣ってくれますし。

太田さんは左サイドを走るたび、うぉ肉厚?!と失礼な感想を抱きました。
鍛えたと言おうよ…。シュートはなかなか枠を捉えず。ゴールを取るには
シュート精度とポジショニング、どちらも大切ですよね。
(これを書いているのはナビ決勝のあった11/8なので、
寿人さんを思い出すと強くそう感じます)

太田さんと代わって出てきたのは、不調でついにスタメンを外された工藤さん。
不動のエースになれそうでなれず、もがいているようです。
彼はどちらかと言えば嗅覚で取るタイプだと思っているのですが、
トップではサイド起用だからそうも言ってられないですよね…。
ただただ頑張って欲しいと祈るばかりです。

さて、この日の見所はDFライン。橋本、秋野、増嶋、中谷という編成。
ぶっちゃけ、相対評価で増嶋さんが良いCBに見えてしまうナイスマジックにかかりました(笑)

橋本さんは…輪湖さんより評価高いんですよね。というか、輪湖さんが
ディフェンスがどうにもという話で。船山さんですら、反町監督と出会って
守備意識がめちゃくちゃ変貌したのですから、やればできると思うんですが。

ゴーラーでもないのにヒーローインタビューに呼ばれた中谷さん。
U-19代表で随分と株を上げましたが、ユース時代から、バタバタと寄せて守り、
目に付くと言えばつきやすく、危なっかしく映るといえば危なっかしい、
良くも悪くも見る者の注目を集めやすいモーションです。
いまだに彼を最初にディフェンス起用したのは誰なのかと思っていたり(苦笑)
J1レベルだとまだまだ腕の細さが圧倒的で、引っ張るプレーも目を覆いたくなります。

前半は頑張ってたんですが、後半は失速、チャージであわや2枚目退場の危機も。
なにせ本人も試合後に、退場するかもしれなかったと言っていたくらい(苦笑)

その近くで、すすっと的確なポジショニングで目立たず守る秋野さんがいました。
最初にいる場所がいいから、モーションが小さくて、中谷さんと比べると
ものすごく認知度が低くなってしまうんです。なんだろう、昔の野球で言うと
中谷さんは長嶋茂雄さん、秋野さんは吉田義雄さんみたいな守り方(例が古すぎる)

秋野さんはパスコースの狙いもキックも正確で(さすが本書ボランチ)、
中谷さんのパフォーマンスが降下線描くと、逆に評価が上がるという(微苦笑)

それでも目立ってヒーローインタビューに呼ばれるのは中谷さんなんですよね。
笑顔も可愛いし(笑) 動の中谷、静の秋野…といった調子で見てて楽しかったです。
久しぶりに楽しく観戦できたと思います。ぼっち観戦じゃなかったですし(自爆)

いろんな個性が並んで奏でられる交響楽であってほしいです、サッカーは。


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