Land of Riches


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 2014年11月01日(土)   巡り合わせ 

思えば、今年はありえない物をよく無くします。
会社のIDカードはお金払って再発行したし(氷帝パスケースは入手不能)
マチアソビでは買ったばかりのカーディガン初日にして忘れてくるし、
今日はイクスピアリのTULLY'sで必死になって書いたファンレター忘れました…鬱。

山雅が2位の座を確保し始めた…8月頃だったかな、今日の試合以外は
その気になればどこであれ遠征できる!と思ったのに、まさかの今日
昇格しちゃうあたり流石です。山雅が、というか、私が!
さすがはJ2昇格時もなぜか西が丘のコンコースを歩いていた私だぜ…。

私が行かない+会場が九州=船山さんがゴール決めて昇格!
サウンドシアター見ている間に実現しちゃってて、ぶっちゃけ、心の傷が一つ増えました。
ずっと、船山さんにとって節目の試合は見ようと苦慮してきて、
その気概が無駄だったと思い知らされたのが、ホンダロック戦だったのですけれども。

昼間は16日に生まれた姪に会いに行ってました。弟嫁はわずか半月弱の間に
実の母親と大喧嘩で決裂、さらに甥が発熱する…と大変だったようです。
今日も本来ならお邪魔すべきじゃなかったんじゃないかと…甥は元気でしたが!
早めに帰ろうと何度も提案する(私の)母の提案を蹴って、だらだら3時間半もいた父。
それでも移動時間よりは短いのかな…個人的にはジャンプショップ寄ってから
ゆったり舞浜でお手紙書く予定だったから、完全に狂いました。
でも帰りたいって言えないところが私の弱いところ!
子どもが苦手なので(甥や姪は可愛いと感じるけど)遊んであげるわけにも行かず。

ま、手紙をゆったり書けなかったのは寝不足が原因なので…連夜1時過ぎまで
ずっとwordと向かい合ってるのに、まったく作業にカタがつかないのは何ゆえ?!

…そろそろネタバレ回避用改行足りてる?
今日はサウンドシアターに行ってきたのですよ、レベスタではなくて!





















舞台は私がサウンドシアターにハマるきっかけとなったMARS REDと同じ
舞浜アンフィシアター。花火や炎が使えるステージなんですけど、
今回は今まで見た(3回目)中でぶっちぎりの凝った照明+度重なる火薬の使用で、
正直「過剰装飾」という単語が脳裏をちらちらよぎりました。
キャストが実力派ばかりだから、普通に朗読させても…と思っちゃうのです。

あと朗読キャストと演奏キャストが同列扱いされているのがサウンドシアターの
大きな特徴なんですが、近くに座っていた方が以前の公演でスピーカー近くの
席になり、演奏しか聞こえなくて金返せ風の感想を抱いたと話していて、
ちょっとその気持ちが分からなくもないようなボリュームバランスでした。
音楽にキャストの台詞がかき消されちゃうんですよ…切羽詰ったシーンではあるんですが。

今回は北欧神話のラグナロクを翻案した脚本とあって、登場キャラクターの
破滅はもはや約束されていて、断末魔の演技が連発でした。喉に負担かかりそう…。
1幕の最後に諏訪部さん演じるジークフリートが“人間としての”生を終えるんですが、
苦悶しながら死にたくないと連呼する演技には胸をえぐられました。

ジークフリートには2幕で、ずっと宿していた悲願実現に向けて豹変するシーンが
あったんですけど(その契機が、半神の英雄として神への祈りをささげられ、
しかし神でないから救うことが出来ない苦しみ…というのがアーチャーっぽくて
ぐっときちゃいました)これも迫真で、それでも敗れ去った後の
セルフ回想シーン(生朗読なのでバンクではなくキャストが再現し、
それに諏訪部さんが更にモノローグを加えるという構成)と共に唸りました。

諏訪部さんのサウンドシアターは、男性モブをいろいろやる傾向あるんですけど、
今回は主役(鈴村さん。最後の挨拶もしてたからおそらく座長扱い)に
次ぐ役とあってか兼ねは無し。女性モブは今回も沢城さんがこなしてました。
特に冥界の女王はエコーも掛けられて、めちゃくちゃ怖かったです。

サウンドシアターにはその難易度からベテランが起用されることが多いんですけど、
今回は蒼井さんが参戦。可愛い声をしたイケメン…というイメージだったんですが、
ところがどっこい、悪人役で性悪なせりふから高笑いまでばっちりこなしてました。
蒼井さんファンも悪役は初めて聴いた人ばかりで、みんな驚いていたようです。
これでいて、上演後の挨拶はめっちゃあざとい可愛さを披露するんだから末恐ろしい!(笑)

しかし、全員に対して絶賛するしかない熱演の中、その全てを霞ませる存在が。
それは前日、急遽入院した井上さんの代役としてゲネから(!)合流の
山寺さんでした。七色の声を持つ男は、主神オーディンと
ストーリーテラーの老人役を同一人物とは思えない演じ分け(これに関しては
井上さんより結果的に良かったか?!)でこなしてました。
上演後コメントは「緊張しました」でしたが、全くそうは見えませんでした。

既に昼公演(演じるの2度目ですよ!)の時点で誰よりも賞賛の声を集めてましたが、
夜公演でもどのキャストよりも大きな拍手を浴びてました。まさか山寺さんの
生演技を拝めるとは…サウンドシアターは回を重ねるたびに高くなるんですが、
これだけのキャストを集めるためなら仕方ない、と思ってしまうレベルでした。

いや、ホント、装飾控えめで見てみたいかも!(公演の存在意義否定?)


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