Land of Riches


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 2014年07月19日(土)   ACT 

18日発売のテニプリ飛びつきラバーマスコットガチャ、跡部が出るまで回したら
1000円ぶっこんでました。モバテニのガチャと比べると高いのか安いのか、謎です。
(そもそもモバテニのイベントBOXガチャは一度に4桁ぶっこむものだし←え?!)
ようやく出てきてくれたバラを持った跡部…の入っていたカプセルが、
よりによってピンク色だったのが印象的でした。そしてダブってしまった忍足…。



さてさて。
今日は東京グローブ座(黒澤健一さんが年末にアコースティックライブを
やる場所のイメージ)へ、リーディングドラマ『その後のふたり』を見に行ってきました。
twitterで、加藤和樹さんが出るというRTを見たのですが、キャスト(毎回違う)に
青木玄徳さんの名前があったのです。鎧武に最近プロフェッサーが出てこなくて
(明日の放送はメイン扱いみたいですが…予告で狂喜乱舞してしまいましたよ)
欠乏症気味な心境でもあり、月曜の昼休みに勢いでチケット買ってしまいました。

タイミングがタイミングだけあって、やはり2階席か…と少しがっくりしてたんですけど、
グローブ座はこじんまりとした劇場で、2階席中央でも十分見やすかったです。
演出の関係で、1階席にいたら心臓止まってたかもしれないし(笑)

作品は、最近、離婚で世間を賑わせてる辻仁成さんの小説が原作で、本人が演出したもの。
青木さんが、大運動会の日に出ていた舞台「海峡の光」も辻さんの作品ですね。
テニフェスの振り付けも担当している広崎うらんさん(Get out the wayの
2番の振り付けは、何回見ても跡部のステージングが絶妙すぎて感激)が
両方ともステージングを担当していて、そのあたりのご縁で出演と推察されます。

ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは書きませんが、
倫理的に許されない間柄の恋愛を経て別れた二人が語り合うという話です。
正直に白状すると、感情移入(共感)するのが難しい関係でした。

近づいたり遠ざかったりを、常人の感覚では理解しがたい理由で繰り返す二人。
こんな物語さえ演じてしまう役者さんは、さすがとしか言いようがないんですけど、
朗読劇と言えば、諏訪部さんが出演されていたサウンドシアター、な私
(その基準もどうかと我ながら思う)としては、しばしば噛んでいた二人の演技には
満点は付けられませんでした。というか、声優さんって凄いんだな、と改めて。

最初は座って(足を投げ出したり、組んだりするところで跡部を思い出してました)
台本を読んでいくだけなんですよ。二人とも間違いなく、情感たっぷりに演じてるんですけど、
声だけで演じるなら、本職は声優さんなんだと思いながら聞いてました。
(その後のふたり、は今回が再演で、毎公演違うキャストが配されてて、
 経験豊かな俳優さんからアーティストまで多彩な顔ぶれです)

青木さんと、組んだ大塚さんが、お二人とも俳優さんだと感じさせられたのは、
終盤、二人がステージ横に設置された階段へ場所を移して、大きく身振りもつけて
非常に感情的な台詞を発した時でした。立ち振る舞いも含めた演技なら、
声優さんより俳優さんの方が秀でているんですね。ある意味、当たり前なんですけど。

ストーリーとしては序盤は淡々としていて、隠さずに書くと眠気を覚える程でした。
よって、読み上げる青木さんたちの声も、穏やかなんですね。

青木さんと大塚さんは全身白系の装束で身をまとめ読み上げていくんですけど、
回想担当の、ダンスで二人を表現する全身黒系装束のダンサーさんたちが
効いてました。こちらの振り付けを広崎さんが担当されたんでしょうね。

ダンサー二人も、序盤は、こんなにゆっくりとした動き(しかもBGMがあるわけでもなく、
読み上げに対して少しずつポーズを変えていく)だけなんだ…と思ってましたが、
ストーリーがだんだん切迫していくにつれ、激しい絡みを披露してくれました。

帰り道に、ダンスを日常的に見ている人じゃないと分かりにくい、と感想を
話していた人がいた(今回の観客は9割ぐらい青木さんファンの若い女性)んですけど、
どれだけ小説を読むか、普段接している演技が2次元か3次元か、
ダンスを観る趣味があるか…と、見る人によって感想が違いそうな舞台でした。

読み上げられた台詞は、当然ながら、ただの文字です、もともとは。
それを感情込めて口にする役者さんがいて、場の空気を生演奏で支えるピアニストがいて、
バーバルをノンバーバルに完全変換してしまうダンサーさんがいるという、贅沢な時間でした。

個人的には、ノンバーバルな感情表現は大切にしたいと感じているので
(ノンバーバル…動作を更に文字化するというステップですけど)
ダンサーさんたちの身体表現を生で見る機会に恵まれたのは良かったです。

いずれにしても、青木さんという役者さんに会わせてくれた跡部くんに感謝あるのみです。
明日は鎧武もいつもの3倍まじめに見ますよ! 映画も見に行かないと、ですね。


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