Land of Riches
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都田から掛川まで送ってもらい、その後、JRで富士まで移動して宿泊。 富士駅で降りたのは、由紀彦さんの実家(洋食屋さん)を尋ねて以来ですが、 今回の宿を取った方が特に繁華街側じゃなかったのがあるにしても、 ホテルまでの600mほどの道程にコンビニ1軒しかなかったのは衝撃でした。 夜道が暗い! …翌朝、逆側で朝食を探して絶望しかけたくらいです。 駅にあるヴィドフランスしか選択肢がない…!
富士市はJRと在来線の駅が離れていて、おまけにバスターミナルが別にあります。 市役所の配置からしても、完全に車での移動が前提で出来てしまった都市です。 工業都市だから必然でしょうか。 新東名のICからは近い富士運動公園の陸上競技場は、なんと5000人入る規模です。 かつてJFLにいたジヤトコがホームゲームを開催していたとか。
静岡は東西に広く、東部と中部と西部は別物感覚だと、かつて付き合っていた 複数の静岡県民から聞かされました。ジヤトコがなくなり、ジュビロ沼津もない今、 そこでJ3を目指しているアスルクラロ沼津というチーム(ウェアがプーマなので 妙にジュビロを連想させる…アスル、は青系の言葉みたいだし)があります。
東海社会1部ながら1000人を動員した実績があると以前、ニュースで読んだのですが、 会場へつくなり、BGM(ぱみゅぱみゅ)に合わせて踊る幼いチアがいたり、 ローソン売店があったり、グッズを売ってソシオを募集していたり、 アナウンスの煽り方だけは既にJ2レベルだったり、驚きの連続でした。 カラーで選手一覧を配ってくれましたが、JFLでさえ白黒コピーあるのに…!
一番驚いたのは、試合後のファンサービス。敗戦後の晒し上げみたいなお見送りは 前日Hondaもやってました(不思議なことに、リーグのカテゴリーが上がるほど、 こういうイベントは組まれなくなります)けど、アスルクラロの選手たちは 観客のほとんどを占めていたサッカー少年達にやたら人気がある! サイン攻め!! スクールコーチが出場した時の歓声もすごかったです。Jリーグは今、 観客の高齢化(新しい世代が入ってこない為、順調に上がっている)に 悩まされていますけど、短期的に見たらおじいちゃんおばあちゃんも良いと 山雅で感じてますが、やはり未来を担う子供達が一番重要でしょう。
そんなアスルクラロですが、選手は一目見るなり岐阜セカンドより小さくて、 試合展開もフィジカル・テクニック共に圧倒的に岐阜セカンド優勢でした。 岐阜セカンドは、逆にボールを回せ過ぎてしまうから、フリーの場面で 柳澤さんもシュート失敗したり……地力の差がありすぎる試合は、かえって難しいのです。
本人曰く、ベスト体重への減量を目指し、バランスを崩して膝を痛めたという柳澤さん。 後半早々に交代してしまいましたが、フィールドでのパフォーマンスよりも (力量差があるとはねまわるのは、昔のレイソルユースっぽいな…と) ベンチで辛島監督やトレーナーと談笑したり、ロスタイムへ出場する選手へ 笑顔でウェアを渡したりする姿でした。もう彼に多くは求められないけれど、 とにかく楽しくサッカーをやって欲しいと…私も、それを見られたら幸せだから。
岐阜県選抜の国体への道は、やはり険しいかな…と思うのですけれども。
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