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 2013年05月04日(土)   リアルタイムを知っている「伝説」 

最近、すっかり自分で情報を集めてくる能力を喪失した私は、
TV局が年寄り(…)ホイホイとして企画した、「伝説のアスリート」に
ストラックアウトやらせるイベントを、収録告知もオンエアもTwitterで知ったのでした。

20世紀末に一世を風靡した、野村ID野球の指揮官と申し子達が月曜昼間に神宮へ
ファンを集めた収録には、野村監督と高津さん、智仁さん、古田さんが参戦したのでした。
まず4枚抜いた高津さんは見れなかったのですが、智仁さんは最初から見られました。
現在42歳でスワローズの投手コーチを務める智仁さん。
輪郭的にはあまり変わってなくて、一見のほほんとした顔も懐かしくて、
見覚えが当然あるフォームで投げる姿は感涙ものでした。
狙い過ぎて中央にある5番を囲むフレームを3連打した智仁さんですが、
追い込まれてからが強いと口にした古田さんの言う通り、
自らフレーム狙いを宣言し、もう一球も失敗できない状況になってから
バンバン抜いて、最終的にはダブルビンゴの賞金10万をゲットし、
神宮へファンを招待することになったのでした。

抜く度に笑顔でガッツポーズする智仁さんは本当に楽しそうで、
映像の合間にたびたび挟まれる…飽きるぐらい何度もメディアで語られる
「悲運の右腕」時代の緊張感とは程遠く、それが見る側にもすごく嬉しかったです。
Twitterで教えてくれた方も同じようなことおっしゃってました。

いろいろあったけど、一番のLUCKは、智仁さんが現在進行形で
スワローズのユニフォームを着て…野球へ携わっていることでしょうか。
高津さんが久しぶりに着たスワローズのユニフォームについて
感慨深そうだったので、余計にそれを感じたのでした。
周りがどう言おうと、当人の中では一定の整理ついてるから、
智仁さんは取り上げられるわけで。当時のスワローズ投手陣の中には、
セカンドキャリアでうまくいかなくて、自ら命を絶ってしまった方もいるのですから……。


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