Land of Riches
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籾谷さんに続き、羽田さんも引退を表明。 最近、時間の経過を痛感する出来事が続いてます。 特に先週、下北沢某所で10年以上前(もっと古いと90年代)の発行物を目にした時には。
この冬一番の冷え込み、という言葉が何度か繰り返されてます。 現在、自室には暖房器具が着る毛布と一人用ホットカーペットしかありません。 しんどいです。
今日はテニスの王子様OVA全国大会編が一挙放送、ということで、ひたすら見てました。 青学vs比嘉、そして青学vs氷帝の2試合で30分×13回でした。 テニプリは主人公が在籍する青学が一度も負けたことの無い物語で、 試合がどうなるかなんて、過去作品ですから私でも知ってます。 各試合の展開も、昨年末に“資料用”として購入したファンブックで全部把握してます。
でも(抜き出しのMADではなく)きちんと見るのは初めてだったんです、アニメを。 原作も最近、完全版に手を出してますが、まだ関東大会どまりですし、 ストーリーをなぞっているソーシャルゲームに至っては、まだ都大会です。
関東大会で青学に苦汁を飲まされた氷帝。原作者にとって予想外だった氷帝人気に、 原作者は全国大会での再戦をプロット変更してまでねじこみます。 (この余波で千歳兄は四天王寺へ転校し、獅子楽はただの悪役校に) 大会前、気まぐれで再戦を用意してくれた神になら感謝する…的な発言を 宍戸がするんですけど、テニプリの世界では、神とは即ち原作者なのです。
氷帝は青学必勝の道理から、二度目の黒星が約束されています。 共に意表を突くオーダーを組み、関東大会とはまた違った激戦を展開。 けれど、敗北を喫し、雪辱に燃え、勝利への執着を増しながらも、 氷帝セブンは、やはり…どうしても、氷帝のままなのです。当たり前なんですけど。
一言で言えば、甘いのです。油断しているというか。 ちょっとうまくいったと思ったら調子に乗って、掌を返される。 ジャンプの鉄則は「友情・努力・勝利」です。これに乗るのは主役のいる青学なのです。 だけど、その甘さが、可愛くて、愛おしい。氷帝っ子大好きだと再確認しました。
跡部は、自分(達)の勝利を疑わない人です。 とにかく味方を褒めます。そして自分も誇ります。 でも、跡部の凄いところは…相手を否定しないのです。
S3は忍足と桃城の再戦。心を閉ざし相手に読まれないよう戦っていた忍足ですが、 関東大会以来引きずるもやもやの原因が冷静さを優先させたがための不完全燃焼と悟り、 持久戦に持ち込めと指示する跡部を無視して、感情剥き出しのプレーを始めます。
比嘉・木手のように勝利を優先するなら、忍足を罵倒してもおかしくありません。 でも跡部は忍足の選択で勝利が遠のくと知りながら、誰もが通る道だと受け止めて 忍足を責めたりしないのです。跡部自身が手塚厨になったあの日を思い出したのか。 (リョーマがゾーン使った時も手塚の名前出してましたし、相変わらずの手塚厨)
失敗にいたる芽を誰よりも早く見つけられるのに、是正を無理強いしないのです、跡部は。 対戦相手にしても、リョーマだって、バリカンの是非はともかく、力は認めています。 跡部が愛される理由を考察するスレで、彼が誰も貶めないことを 挙げている人がいましたけど、それも納得の全国大会でした。
とはいえ、これが愛する人の初めての公式戦ってのは、辛いよね、静ちゃん…。
その他感想箇条書き: ・タクシー運転手=諏訪部さんなのは、知ってないと気づくの無理。 ・忍足×寿葉と手塚×ミユキは推したくなる気持ち分かる。 ・リョーマは恭平さんと同じ「三白眼」で知られているらしい。
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