Land of Riches
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アミティエ=フランス語で「友情」。
今日、かつて、ある人へあげたのと同じチョコレートを頂きました。 チョイスした契機は違っても…なんだか不思議な巡り会わせを感じました。 正直、誰に何をあげたのか、すぐ忘れちゃうタイプなんですけど、 なぜか覚えているものもありまして、今回のは、その一つだったんです。
誰かにあげた物を…といえば、あるお祝いに差し入れした物を、数年後、 同じように箱で頂いた時も、その『循環』に感慨深くなったのを思い出します。 何か見返りが欲しくて物を贈っているわけではないけれど、同じ物が“帰って”くると、 人と人とは繋がっていると、信じたくなってしまうのです…。
さて、今日は最高気温11度と寒すぎた(なのに薄着で出かけてしまって大失敗。 「気合で我慢しているだと」と言われてしまっても、おかしくない状態に陥りました) 埼玉まで、東日本大震災以降初の生サッカー観戦に行ってまいりました。
この3週間、業種柄もあり、余裕なく、逃避も繰り返し…サッカー観戦は、 心身のゆとりがあってこそ実行可能な趣味なのだと痛感しました。 周囲の人たちがTMへ出かけている話を聞いても、どうしても出かける気になれず、 家へ引きこもってだるいだるいと言い続けてきたのです。今日も三度寝の果てに。
栃木SCは平出のスタンドが破損したり、利用させてもらっていたスポンサーの スポーツクラブが地震の影響で閉店になったりと被害を受けていて、 (郊外のピッチを使うとガソリン不足の問題も絡んでくる模様) 今日が地震後、初めての対外試合。ブラジルから戻ってきたばかりの助っ人たちと 開幕戦で負傷して別メニュー調整だと伝え聞く高木さん以外は、元気にプレーして 草津戦で見せていた好調…いや、確実に地力をつけつつあるチームの実力を きっちりと見せてくれました。それを実感できるのは、30分4本の3本目から。
船山さんは3本目から右に立つレオン(1・2本目はクンシク&廣瀬コンビ)と ツートップを組んでの参戦。昨年の栃木SCサテライトだと、試合に出ている面々と いろんな意味でのレベル差を感じることがあったんですけど、今年はそれがぐっと薄く。 昨年までレギュラー級だった選手が、普通に3本目から出てたりしますから。 赤井さんも同じく3本目からで、4本目から大宮サイドで登場の慶記さんと3人で握手。
前後左右、めまぐるしいポジションチェンジ(終始してたわけじゃないですが…)をしつつ、 しっかりキープする強さを感じました。肩のあたりがかっちりしている印象を 受けるのですが、やはり一般的には、それ以上の幸せ太り疑惑がぬぐえず(苦笑) 個人的には、オフ明けよりは絞って、まともなシルエットだと思うのですが…甘い?!
CKも担当してて、合わせたレオンのヘッドは惜しかったのでありました。 大和田さんのヘディング弾を導いた右サイドからのクロスも、船山さんのでしたよ! ただ、観客には、小野寺さんの豪快ミドルがバーに当たったはね返りを、 ダイレクトで打ちにいった結果、大きく浮かしてしまった方が強烈だったかも。 場内の失笑を買ってしまいました…。直後、レオンの突破を起点にして、 きっちり流し込んできた杉本さんの冷静さが頼もしく映りましたよ、相対的に。
プレーの良い悪いとは別に、船山さんのプレーを生で見られるのは幸福だと 改めて認識しました。かけがえのない、という形容は、こういう時に使うのでしょう。
私には、船山さんの代わりになる存在なんて、ないのです。 天秤にかけうるものは、もう一つだけあるけれども。
幸せでした。嬉しかったです。ありがとうございました。 唯一悔やまれるのは、募金箱の後ろにいらっしゃった塚本さんに何も言えなかったこと。 防寒具として、栃木の長袖ユニフォームを着ていたので…。
『絶対に希望を捨てない、それが去年皆さんから学んだこと』 塚本さんだからこそ説得力があり、胸を打つ言葉。 私もヒトの形したヒカリを見失わないように、自分の脚で歩き続けていきたいです。
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