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 2011年02月15日(火)   星詠み 

まだ受け取れてません(私信)

某駅ビルの本屋で、光文社・古典新訳文庫『ツァラトゥストラ』上巻を衝動買いしました。
ベストセラー?!『超訳・ニーチェの言葉』すら途中で挫折した私。
手にしたきっかけは、新訳のツァラトゥストラが、自分を「俺」と言うところ。
カジュアルな言葉遣いを心がけた、と帯にありましたが…くだけ過ぎでしょ。

比較のため、前口上だけ岩波文庫版を立ち読みしました(←もちろん「私」)。
岩波文庫版のあとがきによると、ツァラトゥストラかく語りき…には
聖書の文面を意識した描写が多く、よって日本語版の聖書と単語を揃えたそうです。

新訳、途中まで読みましたが、今のところ、さくさく読めてはいます。
でも聖書の知識はない(日本語版の通読経験は一応あり)し、
カジュアル過ぎて、ニーチェの意図するところは把握できなくなっているかと思われます。

ツァラトゥストラは日本語訳たくさん出ています。当然、それぞれ違います。
言ってしまえば、星回りは一つしかないのに、占い師によって解釈が違うようなもの。
読解法はそれぞれの流儀にして正義であります。結局は原典に当たるしかないわけで。
私が西洋占星術をかじるようになったのは、占い師によって解釈が違いすぎるのに
イラッとして…だったら、原典にあたるホロスコープを直接読めるようになろう、と。

「俺」と「私」は、今月前半、頭を悩ませたテーマでもあります。
この二つじゃなくて、日本人男性は「僕」だの「わし」だの、バリエーション多数。
使い分けによって、パーソナリティの幅を表現できるような気がして。

自分を俺と言うツァラトゥストラ。勝手に脳内で美形となってます…(笑)


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