「(ライン)上げろよ!!」下級生が並ぶDFラインの中央で、主将が吼える。須藤さんは腕章を肘巻きにしてしまうのが難点だけど、巻くこと自体は、気負いもなく、自然とこなしていて。何の心配もなく堂々とロングキックを蹴り、体を張る姿を見ていられる。安心して見ていられる…委ねられる。その頼もしさと、ピッチ外の眩しい笑顔とのギャップ。どうか、ずっとずっとそれを眺めていられますように。