Land of Riches
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達磨監督がレイソルの下部組織でポゼッションサッカーをやっているのは、 たまたまなんだと(今更)気づきました。そして、宿敵FC東京U-18のサッカーが トップのプレッシングサッカーへ近いのは、もっと、偶然でしかありません。
もしレイソルの下部組織じゃなかったら、もっと早くから注目されて、 いろんな人に分析されて、語られてたんじゃないかな、と思ったんです。 準決勝以降は関東(三ッ沢)開催なので、観戦される方も増え、それに伴って webでUPされるレポも増え…あんまり認めたくないんですが、今まで、 ポゼッションサッカーを語った文章を拝読する機会には恵まれてこなかったから、 ああ、これってこういうことなのか、と感心してばっかりで。
そんな中で賞賛を集めているのが仙石キャプテン。レイソルU-18の生命線ですが、 実は…私はその良さがよく分かりません。いや、「視えません」が正しいかな。
私が視認できるのは、仙石くんが蹴ったボール、仙石くんが現に立っている位置、です。 仙石くんのポジショニングが良いのは“当たり前”なので、良くない想定と比較して、 その位置取りが秀でている…と実感できないのです。さらに、昨年末の時点で 同じ役を担っていた山中真さんと比べて、どう違うか、なんてお手上げですよ。
…あ、昼休み終わったんで、この話はここまで!
----- FOOTBALLを愉しむ人には、それを現出させる11人が、ぶっちゃけ誰だって良いのです。 結果として、個々の位置に立つ者が、現象としてのFOOTBALLを見せてくれるなら。 そういう見方ができないことこそ、私の大間違いを生み出してると言えます。
ポゼッションサッカーとプレッシングサッカーが交錯するのを見て、 それを美しい素晴らしい酔いしれたと書いていられればいい人が羨ましい。 ずーっと思っていること。
私は醜いから、いつも「傷」という文字をエントリへ入れてしまう。 ここまで至るまでに過ぎ去ってきた…捨て去ってきた短くはない時間を思う。 私はFOOTBALLじゃなくて、いつだってFOOTBALLERを見ているから。
昼休みに書いたことは、朝の電車で考えたことで、私の中での仙石くんは、 生真面目という文字へ命を吹き込んだようなパーソナリティの持ち主、と 定義されているのです。山中さんの蹴るボールが○なら、彼のは□。
FOOTBALLそのものも、勝敗が決する快感も分からない人間をも 受け入れてくれるのは、スタジアムだけなんですよ…スタジアムだけは、 たとえどれだけ心変わりをして、応援するチームを変えたとしても、 受け入れてくれる。他人は…そうはいかない(苦笑)人の心はスタジアムより強固だ。
ただ…嫌われたくないから。裏切りたくないから、約束を守りたいから。それだけ。 つまり、義務感。
…なでしこの試合、間に合わなかった。 今の職場の状況じゃ、明日の男子代表も見られるか怪しいな…。 だからって、何かそれに対して負の感情を覚えない時点でおしまいだが。
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