Land of Riches


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 2008年03月08日(土)   違う色 

「あわせて読みたい」に入っていたblogの人が、オーラソーマをやってました。
また診断を受けたい気持ちもあるんですが、もともと高いプロダクツだったのに
昨年の値上げ後価格を見て、お金のある人にしかできない趣味になったな…と諦め。
GWあたりに愛のボトルを1週間かからず使い切った記憶は、まだ鮮明です。
そして、いまだに色鮮やかに見える27番は…好まない香りだったのも。

レイソルユースのOBは皆、誇り高い。前にそう書いたことがあります。
自尊心とは、他個体との差異に自信を持つことだから、差異を自覚しているポイントが
他者から見た時、その他者の価値観的に意味あるかないかで、相当感じ方が違います。

ただ、プライドが高い、と一般的に言った際には、差異というものの定義として
自分を持ち上げると同時に、(少なくとも相対的には)他者を見下す作用があるから、
どことなく不快感ももたらすんだと思います。ヒトは“悲しいかな”、誰もが生物だから
自分がNo.1である、そしてありたいという本能を絶対に備えているのです。

昨日書いた職場の人の言葉を考えて、夜、布団の中で、どうしてこうも人間には
埋め難い個体差があるのだろう…と暗くなってました。良く言えば個性、悪く言えば能力差。

分裂で増えていた生物が、2者のDNAを掛け合わせる形で増殖するようになったのは
多様性を求めて…ですから、今、生きているヒトたちの個体差は、ヒトという動物の
先祖たちのある種の戦闘結果なんですよね。初詣で行った成田山で聞いた
法話を思い出しました。両親は2人、祖父母は4人…と増やしていくと100年、200年と
仮に20歳でみな子供を作ったとしたら、1000年前(平安時代)に自分の祖先は
何人いるだろう、と。ねずみ算ですから、すごいペースで増えていきます。
その人たちの誰一人欠けていても、今の自分はいないわけです。すごいですよね。

ヒトは自分と違う体臭の異性に惹かれる本能があるそうです。
自分と正反対の、受け入れにくいような存在へ逆に憧れるのは、本能の仕業です。

1000年前、で思い出したんですが、昔の日本人はみんな良く泣いてました。
平家物語に出てくる…類型表現ではあるんですけど、知盛さまは、相手の武士が
立派な振る舞いをして討たれると、涙を流してその感動を幾度か語っています。
大人の男が泣くな、ってのは江戸時代に定着した儒学の影響だと聞いたことがあります。
泣くな、ともうDNAに刻まれているのか、それは後天的に身につく空気の読み方なのかは
私は知りませんけどね…。性格は父:母:環境=2:2:6だと言いますけれども。

今の職場で「こんなに仕事ができる人が、なんでこんなところに」と思う場合、
大抵その方は、家庭の事情だったり、体調を崩したりして、世間一般で言われる
いわゆるエリートコースと言うか、安定した人生を手放さざるを得なかったことが多いです。
仕事ができない人、が派遣(それもスキルがない人も登録してくれる会社へ行って)で
この職場に来ちゃうのは、すごく良く分かるんですが…自分もその一人だし。

仕事が出来る、と言われても、今までの自分はそんな評価を受けてこなかったから、
所詮そんなものは相対評価だと痛感するわけです。綺麗に言えば、人にはそれぞれ
向いた居場所があると言うのですが。同じ事務職でも、カテゴリーを落としてるわけで。
世の中には、恐ろしいぐらい仕事の出来る人しかいない職場もあるわけです。
派遣は、そういう会社へ飛び込む変わったルートも開けたりもするのです。
(みんなが知ってる大手企業で働こう、みたいな広告、よくありますよね…)

で、結局、自分がどうしたいのか、見えてこないから、怖くて、未来を見ないのです。

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むせた私を気遣ってくれた、見ず知らずの方の一言が嬉しかった、です。

祖母は弟(既に成人)が行き先を告げずに外出すると怒ったり心配するんですが、
その怒りの矛先は必ず当人ではなく母(うちは父もそうなんだけど、本人へ…子や孫へ
直接言えないヘタレばっかり)で、そのたびに母は「もう大人なんだから、
どこへ行こうと別にいいじゃない」とぼやくのです。だから、娘がどこに勤めていようが、
唐突に電話をかけて(ホテル代わりにするためだけに)帰省しようが、
知ったこっちゃないのです。年末の関西日参だって、勝手に天皇杯と思い込んでたし。
それを訂正しようと一切しない私も、私なんですが。考えてみたら、大学行って、
一人暮らし始めてから…ほぼ成人になってから、親の態度、ガラッと変わった気がします。

もともと大学受験も一回も相談しないで勝手に志望校決めたし(高校だって
親も先生も関係なく勝手に志望校のグレード上げた)、そんなものな気もするんですが。
#都内私立大を受ける時の態度と柏へ引っ越す際の態度を思い起こすと、
#私、人間としてちっとも成長できてないなー、と感じます、今となっては。
#どっちも一人で勝手に手続きして、事後承諾へ強引に持ち込んだという。

弟との会話が年間10分なさそうなのは、弟@実家暮らしも、ほとんど家に
いないから、が主要因に思います。それが気にならないのは家族失格なのかな。

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こんなところへ書いても当事者さんには伝わらなさそうですが、プーマカップで
群馬まで行かれた皆様お疲れ様でした! 明日のことは育英好きさんのあたりとか…。

八幡山でさんざん言ってたんですが、今の私に必要なのは、見てて面白いチーム、
見てて楽しい選手を見つけることのように感じてます。月日は、選手を成長させ、
その選手が上のカテゴリーに足を踏み入れれば…現実が容赦なく彼を研磨しますから。
大津さんもその道を行くのではないかと。

好きなものは好き、いいものはいいと言える幸福、主張できる快感を久々に味わいました。


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