Land of Riches
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2005年09月04日(日) |
今夜は久々に大河「義経」を見ます |
「自分の夢を叶えるため」―できなかった私には、キラキラ輝いて見えて、 まるでダイアモンドみたいなクリアな言葉です。夢や目標があるのとないのとでは、 毎日の生活の張り合いが違います。今は…違うなぁ、いつからか分からないけど、 小さな目標に向けてお金を貯めるために生きてる感じがします。それでも、何もなくて 何もする気がしなかった頃よりは生きている心地がしますもの。生きているのを 感じたい、実感したい、肌で…それは結構前からの願望だったりするから。
本当に死と直面していた頃は、ふと車窓から見える緑の、名前も分からない植物の緑色が とてもまぶしく見えて、この世界はなんて鮮やかな色に満ちてるんだって、 そんな「生」と反対の場所にある「死」って一体どんなものなんだろうって思ってました。
今でもよく思い出す―昔、参加した某ゲームのリアクションに出てきた、 日本神話の姉妹の話。石のように長く生きる…石は永遠に生きていると言えるのか? パワーストーンの力の根拠として、地球創造からの永い時を経て偶然に生まれた 美しい色合いを引き出すことがありますけど、やっぱり人は石より花に近い存在かと。
----- 「見るべきほどのことは見た。今はこれまで」
合戦前の「東国の者へ〜」もちゃんと古典を抑えてるなと思いつつ、物足りなさ満点(苦笑) 宮尾本では教経一の谷討死説を採用しているのかな?(見てないので知らない) お陰で知盛様(阿部寛as)は武闘派ですよ。若くないのに(33歳。苦笑) 出てくる公達が少ないんですよ。若いのは清経と資盛だけかな? 私的には 知盛様は「若い頃は武闘派だったけど、歳を取ったら何故か(昔は毛嫌いしてた) 小松の兄上に似てきた」人なので、もっとおおどかな振る舞いが良かったです。
だって、知盛様と義経が一騎打ちですよ。八艘跳び。ある意味ドリームマッチでしたけど。 (古典では、もちろんvs教経)お互いの顔に一筋ずつ傷をつけるなんて、まるで 腐女子の書く剣士の一騎打ちみたいでした。ははは。でも、突然運命について 語り出す古典の知盛様よりも、父親が義経にかけた情の甘さ(なので、幼い頃に 牛若丸と知盛・重衡兄弟は遊んだことがある、というのが大河の設定)ゆえに 滅びに至ったと現実的に見るドラマの知盛様は、それはそれでありなんじゃないですかね。
私はやっぱり自分が最初に読んだ「新・平家」の、義経と軽く言葉を交わして 颯爽と海に身を投げてしまう知盛様が好きです。ああ、でもドラマでも、 最後の碇を持って海に落ちる姿がものすごく現実的で良かったような。
平家物語の世界は、線描じゃなくて色によって描き出された、輪郭が曖昧な空間。 それは平安文学と軍記物との過渡期に生まれた文学。夢幻と凄惨の境界線。
----- 夜中の12時までやっている薬局って便利ですね…真夜中に薬剤師までいる薬局。
広報日記を見ると、永田さんのリハビリは午後だったようで。しかしマイペースですね。 あの人とは別に会えなくても全然気にならないです(笑) なんかいつも笑ってて、 あんまり心配する必要もなさそうだなって。鶴は日立台のロッカールームです。
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