Land of Riches
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壮行試合のため前泊している(笑)実家よりお送りいたします。今日最大の難関は “エルゴラは関東でしか売ってないこと”でした。代表やら海外やらが大きかったけど、 期待通り羽田さんや高林さんが載っていて嬉しかったです。特に羽田さんのコメントは、 クラブから配信されたのとはまた違う感慨をもたらしてくれて、じーんと来ました。
「普通にやれた。それが当たり前ですから」
当たり前―という言葉自体は、実はかなり嫌いな部類に属するんですけど、でも、 どう考えても当たり前でない時間が長かった羽田さんがこれを口にすると、どうにも 不思議な感じがするというか。つくづく、私は羽田さんの背中を追い掛ける形に (今のところは)なっちゃってるなぁと感じます。聡太さんだって、しばらくは 試合出場自体に対する感慨で、ついプレーを見る目が甘くなっていたから…半年ぐらい?
FREAKSの締切には、ひたちなかしか間に合ってなさそうな気がするので、カウントダウンは 来月まで続くかな? いずれにしても、私もちゃんと準備して、もっともっと 羽田さんのプレーに対して目を慣らしていかなきゃいけないな、と感じています。
今、書きかけて止まっている(あまりに長くて…)レイソルユースの観戦記に、 やっと帰ってきた福地くんが登場するんですけど、福地くんはプレー自体も判断も ブランクの影響があって、でも1試合の中でもボールタッチごとに少しずつ回復してるのが 分かるんですよ。羽田さんもこんな感じだったのかな、と思いながら見てました。
羽田さんの場合は先天的な、誰にも真似できない「読む」感覚があるから、 まだ良かったんでしょうが。いずれにしろ、正反対の性格をした聡太さんには、 平常心をキープしてもらいたいな、と改めて思いました。ってなんだ、このまとめ(苦笑)
実家では、ずっと着ていないのにクローゼットの一角を占める服数着を、処分していいかと 尋ねられました。我が家は現在、どんどん弟くんのコレクションに占領されているのです(^^; その服の中に、1着、サインの入っているものが混じっていると言われました。 何かと思ったら、私が初めて家を出ていく頃に、お守りのつもりで布パーカーの “内側”(!)に西ヶ谷さん+望月さんにサインをしてもらったものでした。
今の私には、そんなところにもらう感覚は全く分かりませんが、当時でさえ、 少なくとも望月さんはかなり嫌な顔をした記憶があるので、そこで気づけよアホ、と 若さゆえの過ちを犯した自分がバカバカしくなりますけど、当時の私は、不安を覚えると これに袖を通していた記憶があります。しかし、もともと薄い上に材質の問題もあって 洗えばどんどん薄くなってしまう、とやがて洗えなくなって、薄汚れてしまったのです。 実家に持ち帰ってきて、ずっとクローゼットにしまいこんで、忘れてしまっていました。
やはりそれなりの良心の呵責はあったのですが、かといって保存しておいたところで 着ることは絶対にないだろうし、二人のサインは別に持っているし…と、捨てることを 決意しました。さようなら、私の若気の至り。そして気がついたのです。実家には まだまだサインが入っている服がたくさんあることを。そう、デザインや背番号が変わり、 何より所属チームや私の心境変化で着なくなったレプリカや背番号シャツの類です。
今いる部屋のタンスの上に、ガチガチにテープを貼って開けられないようにしてある 箱があるんですが、そこには古いユニやタオマフがぎゅうぎゅう詰めになっているはずです。 現時点で、それ以外にも使わなくなったタオマフやらがタンスの一段を占領してます。
実家で保存しているものといえば、古雑誌も相当量があるんですけど、写真や新聞は まだかさを減らしたり、譲ったりもできます。処分への呵責も服ほどは感じません。 服は…誰も欲しがらないでしょ、中古品なんて。それも私のハンドル(…)入りの。
これ、私が死ぬまでここに置いておくわけにもいかないし、いつかは、これらを どうするか決めなければいけない日が来るはずです。少なくとも今の私は、 この家に住むという未来を描いてはいないのだから…その時、私はどう“過去”と 決着をつけるのか、と思ったのです。終生、自分のサッカー観戦歴のライブラリといえる 物に囲まれて暮らせたら理想的かもしれませんけど、おそらく、それは無理です。
着なくなって何年経っても、着ていた頃に積み上げた想い出は変わりはしない…ゆえに、 過ぎ去って遠ざかった記憶の断片としての“着なくなったウェア”は複雑な存在なのです。
明日はそのうちの1着を持っていきます。いや、代表ユニはバージョンが変わるたびに なんだかんだで作っているのに、なぜか今のだけは持っていないからなのですが…。
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