Land of Riches


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 2005年04月05日(火)   the reason for being 

貴章さん誕生日おめでとう!(くどいけど挨拶)

日曜の“奇跡”の立役者にして本日誕生日。レイソルオーレに呼ばれないかな、と
勝手に決めつけて、ステモで永田さんに贈るカードを物色(あんまり「励まし」の
カードはないんですね…)していたら、安永さんが電話出演だと知り、帰るか…と
東口へ出たら、下へ降りる階段に人だかり。そしてアナウンス―1番線で人身事故だと。
あの人たちは何を見たくて群がっていたんだろう…あんな場所で人身事故って。

やるせなくなって、レイソリスタでチケット(永田さんのカードがつくジュビロ戦)を
買おうとドアを開けるも、何故か気が乗らず外へ出てしまって、気がつくと私は
レイソルロードを日立台に向かって歩いていたのでした。たどり着いた場所は、
下部組織の練習さえやっていなくて、真っ暗。かろうじて明かりがついているのは
ピアノで、駐車場からはなんだか明るい声も聞こえましたが、特に目もやらず、
闇の中で五分咲き(もっと咲いてたかも、七分ぐらい)になった桜を眺めてました。

1年前、桜が舞う中をランニングするイレブンを見ていたのを覚えている、
薩川さんがリハビリで歩く段階だったのを覚えている…東松山までU-19のTMを
見に行くような自分だったことも、かろうじて。引っ越してきてから、何度
日立台へ足を運んだか分かりませんが、引っ越す前の、あの2年前の夏の
衝撃の1日店長以来、私は不安定になるとレイソルロードを歩いて日立台へ
来ようとするのだと気がつきました。今日は何故?…レゾンテートルを求めて?

無意識が、自分がこの世へとどまっている、それもこの街で、その理由を
改めて私へ刻みつけようとした、私が柏に住んでいるたった一つの理由を。

引越しは、やぶではない自分(その時点で既にたいしたものじゃなかったけど)を
捨てることも意味していて、1日寝転がっていても何の支障もなく生きていける
実家という生命維持装置を飛び出して、生きる…生きるために必要な、そして
やぶがサッカーを見るために必要なお金を稼ぐ、それがやぶではない私の
務めになりました。やぶではない私は、もはや、やぶのための歯車でしかないのです。

それが幸せかどうかは考えたくないけれど、とりあえず生きていようと思えるだけの
ものがもらえている…そういう感情がわいてくることは、十二分に幸せだなって。
全治8ヶ月を言い渡されても「1年実家に帰ります」と言わないだけ、私は
まだマシになったのかもしれません。どういう意味でマシかも分かりませんが(苦笑)

そうやってシリアスに考え込んでいた頃、奇声をあげる“ハゲ”や素っ裸の
うどのたいぼくが近くでウロウロしていたわけですよね…やってられないです(笑)


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