Land of Riches


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 2004年08月26日(木)   Also sprach Zarathustra 

デイツーへ買い物行ったついでに、ものすごい(ありえない級の)ラフな格好で
種蔵広報もお勧めの一軒家カフェ「ルーク」 へ行ってきました。カレー食べに。

洒落た造りを自慢する、それを目の保養と称するアンティーク系一軒家ではなく、
一つ一つのモノに意味があるんだかないんだかの、統一性のない空間。
ソファは全部違うし、そこについたテーブルは、良くある応接セットの、
ちょっと考えればソファと高さが合わないアレで…無造作に趣味の本(ざっと見て
手に取りたいのが一冊もないというのが凄いかも。私は偏ってるからな…)を並べ、
普通の店なら処分しているだろう、光に向けて大きく捻じ曲がった観葉植物。

4×4ボックスに本と雑貨を並べ、本は廊下側に全て背を向けているのに、
雑貨は廊下側には布がはられて見えないなど、細かい(私の内的)不調和を
言い出したらキリがなんですけど、何より、大きな窓に切り取られた空間の、
モノの有と無のバランスが、不安定で、清算時に某あーこさんに激似の店員さんから
「またのんびりしにいらっしゃって下さい」と言われて、後述の理由で
しっくりこないものを感じたのですが、帰宅してHPを見てみたら、この店は
むしろ人の心を刺激して何か新しいもの(閃きやモノの見方など)を生み出すのが
そもそものポリシーだから、不安定な状態においておかれるのが流儀なんです。

ランチタイムは映画…というかフィルムを流すルールで、何が何時ごろに
流れるかはHPで事前にチェックできるんですけど(私はもちろんしないで行った)
今回は「2001年宇宙の旅」。しかも、隣のブロックにも来客があって(間違いなく
この二人がいなかったらソファで寝ていた…ルークでは何時間過ごしても
全く構わないのですが)店員さんの努力むなしく、2台の小さなTVから、
ほんのわずかなタイムラグを持って耳に飛び込んでくる不思議なステレオは、
類人猿のケンカ声だったり、交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」で、
これで落ち着いてお茶が飲めたり食べれたりする人がいたら尊敬します(苦笑)

こんなのなら「ファンタジア」の時に行けばよかった…中学の音楽の授業で
一度見たきりなんですが、ディズニーとバカにしちゃだめです、レベル高いですよ。

あ、カレーとお茶とデザートは非常においしゅうございました。おすすめです。
(ボンベイにも行ったことがあるけど、あそこは本格的過ぎて私にはまだ早すぎました(汗))

Footivalで選手が紹介している店は、みんな高くて困りものですが(苦笑)
たびたび書いてますけど、ゆっくりと進化し、また退化もしている、都会であり
田舎でもあるこの街は、かなり気に入っているので、いつか全制覇したいです。

私のお気に入りスポットは、ベタですが、日立台―その中にある野球場を1周、
のんびり歩いて、桜や若葉や落ち葉を眺める、途中にあるベンチに腰を下ろして、
コンビニで買ったお茶でも飲みながら、中でボールを追いかけている選手たち
(多くの場合はサテライトだけど、トップだったりもするし、ユース以下
下部組織の子…それこそU-10でも構わない)をぼーっと見ているのは、いいものです。
サッカー好き、いやレイソル好きにしか通用しなさそうなやり方ですが(^^;

トップ練習をやるスタジアムのバックスタンドは、やはり試合会場だから、
あそこが独特の緊張感を失ったら、試合に行く意味がなくなってしまいそうで怖いんです。
試合になれば、サポーターがいたり、ナラさんの声が聞こえたり、いろいろあるんですが。

ボールを追いかける笑顔が、原点だから。

今日こそ君に出会うために 憂鬱に絡まれて 軽い口調 空回り
黄昏に呑み込まれ それでも君探すのさ


3度目の正直、今度こそ―と笑顔の記憶が染み付いているはずのサイン入り
赤シャツを着て眠りにつきます。この日を楽しみに生きてきたから、大げさだけど(微笑)

now,3:26…Have a nice dream!

2004 8 27 wrote


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