Land of Riches


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 2004年08月16日(月)   長い長い旅路の果てに 

私よりも、階下の住人の方がちゃんと試合見てた―アズーリのスーパーゴールに歓声。
阿部勇樹さんのFKにも。私は…怒りと悲しみと絶望と諦観とぽんちゃんを抱いて、
ただ震えていただけ。寒い、寒いと。8月なのに。体から…心から、熱が。

キラキラと破片が輝いて。

立ち上げ直後、磐田で、7失点した試合、私は見に行ってないのですが―その試合を、
山本監督は、チームを壊した、とインタビューで言っていたそうです。
近頃では記事を受け付けなくなったので、伝聞(リンクは後で追加)ですが…。
その時に、壊されたと、私が知るのが遅すぎただけなんです。

真綿で首を絞められていたことに気づいたのは、選手入場で、先頭が伸二さんで、
二番目が曽ヶ端さん、那須さんはベンチスタートと知った瞬間でした。
ものすごい怒りと悲しみ。でも、遅すぎました。
(今までこのチームに関して一番嬉しかったのが聡太さんが呼ばれた時で、
一番キレたのが近藤さんの招集が決まった日のエトセトラだから、私は立派に
長い旅の間にサッカーの見方が変わりましたよ。めん吉はその記憶に染まってます)

だって…そんな気分をもっと早くに抱いて、諦めの境地に達した人を近くで見てた。

いつから絞められ始めたか、ちゃんとこのチームを見てない(なぜなら、
私の大好きな人はサッカーから遠ざかっていたから)ので、よく分からないし、
今更調べようとも思いませんが、ただ、絞められていたことだけは実感できました。
…今更。

キラキラと破片が輝いて―松井さんや嘉人さん、阿部勇樹さん、今野さん、
プレーを見ていたら、嫌いとか無関心になれない自分を痛感しました。
好き。どうしようもなく、たとえそうさせるのが、染みついた記憶だとしても。

長かった、長かった…そしてたどり着いたのは、1戦を残して。

谷間―その形容が正しいかは、これからでも証明できること。1980年生まれが
不毛だなんて、もう言われたくないけれど…まだ言われているのかな。

最終予選を突破した時は、嬉しかったですよ。それは嘘じゃないです。
アテネでも、勝ち進んでほしかったです。これも嘘じゃないです。
選手には頑張ってほしい、だけどチームとしては応援できない―もう、そうやって
想いを噛み殺す日々ともお別れできます。私よりもずっとずっとずっと
大きなあふれる想いを抑え込んできた人たちは、凄く強い人だと尊敬します。

その目に、そう映るなら、それが正しいよ―私の感傷なんか全く関係なくて。
これが正しくて、どこにでも通用するサッカーならば、それはそうなんだ。

まだ終わってはいないけれど、確かに一つ終わったから―「ありがとう」。
キラキラと輝いていた、私の目に映った、それも間違いじゃないよね?





青木剛、阿部勇樹、鈴木啓太、那須大亮、小野伸二…あと思い出せない。

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サーフィンしていたら、blogのリコメンドでSPEEDERを紹介している人がいたのが
嬉しかったりするから、人間って単純だなって思います。沈みこんでいた気分は
写真系サイトを見て癒しました。幸せだから笑うんじゃなくて、笑っていると
幸せになれるって案外真実かもしれません。現在でなく過去にすがることになっても。


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