Land of Riches


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 2003年12月04日(木)   Lack of Reason 

やっと落ち着きました。することがないとも言いますが(苦笑)

で、ようやくシーズン末関係の話をできるわけですが―秋田さん・相馬さんの
突然の(実際は結構前から…今シーズンつきまとってた懸案だったようですが)
戦力外に周りの鹿島好きはほとんど全員涙してて、割に淡々と受け止めた私は
やはり浮気者なのかなと思ったり。いや、鹿島の戦力外発表、今年は自分としては
並々ならぬ覚悟を決めて―マイナス思考の人間は最悪を予測することによって
その事態が訪れた時のダメージを軽減しようとする生き物―待っていたので、
むしろそこまではひどくなかった、というわけなのです。自分勝手ですけど。

それに、高年俸(Jでは規約で30%ダウンまでしか通知できない。野球は50%)に
値するだけのパフォーマンスが二人ともできなくなっているのは、残念ながら、
この目で…今年は鹿島を敬遠していたのであまり見てはいないけれど、それでも
西京極の1試合(あの日、角田さんが相馬さんの股を抜き去り、試合後に相馬さんを
狙い打ちにしていた旨のコメントを出した時には切なくなったものです)で見て、
無情な時の流れを痛感したものです。あの日まで、どれだけネット上で
相馬さんの衰えを叫ぶ声を見ても、信じようとはしなかった…信じたくなかったのに。

でも秋田さんも相馬さんもまだまだやれる…特に鹿島では次(というのが、既に
V6生き残り世代を指すあたり、また切ない)が自立してあまり求められなくなった
経験豊富なものにしか伝えられない、表現できない要素を必要としているクラブが
日本にはたくさんあるはずなのです。その証拠に、もう二人にはオファーが来てます。

秋田さんはともかく、相馬さんには指導者・フロントではなく、JFAを代表ともども
世界で勝負できる組織へ変えてくれる数少ない人材として、フランス大会の頃から
期待を寄せているのですが(でも本人は指導者の勉強を海外でするプランがあるらしく。
反町さんの道を歩むのでしょうか?)それはまだずっと先へ回してもできること。
選手生活よりも第二の人生は長いのです。そして相馬さんは第二の人生にも
大活躍してくれるはずの…大活躍してくれなければ困ってしまう人なのです。
だからこそ、まだ選手生活を続けられるのなら、どこでどうやってでもやってほしいのです。

鹿島フロントへはサポーターから電話やメールで抗議が殺到したそうですが、
どれだけよい成績をあげても監督が代わる磐田や、リハビリ中だった渡辺光輝さんを
平気な顔で放り出してしまう柏に比べたら遥かに納得できる処置だと私は思います。
いや、今季の場合は、どんなに酷く不条理で受け入れ難い発表があったとしても、
私の胸へ深く刺さらない状態となっています。下には下があるから。ありえない程の。

京都パープルサンガ関連の動向を知るたび、その一つ一つが、全くもって理解できません。

この時期のニュースは、ほぼ全て感情的に同意し難いものばかりだけれど、
それでも相応の理由があるのだからと、理屈で自分を抑え付ける繰り返しです。
しかし、サンガの情勢は、自分を説き伏せるための屁理屈さえ浮かびません。

レイソルが光輝さんを切ったのは、代わりに若手を右サイドへコンバートするという
全くもってふざけた、甘い見通しに立っているのですが、それでも、あるだけまともです。
サンガの来季は、全く想像がつきません。かろうじて西村さんが監督だと分かるだけ。
西村さんは大変お世話になった方だから、その方がサンガを率いるというのならば
応援したいのはやまやまなのですが、何を応援していいのか分かりません。

そして誰もいなくなる、のか?―もともとJ1願望がある人は別として、
あまりの迷走ぶりに嫌気が差したり、またその離脱者を見越して確保しておくべき
代わりの戦力までも自ら流出させて、どこへソフトランディングするつもりなのでしょう?

松本さんが解雇されたと知った時は、悲しかったけれど、悲しみを覚える自分の感情も
その由来である近頃の彼についての情報も、あくまで個人レベルという自覚がありました。
しかし、今朝、京都新聞に掲載されたというこれを読んだ時は、違う―と感じました。

>FW町田忠道(22)に戦力外通告を行っていたことが分かった。
>町田は「サンガの力になれたら一番だが、自分でもトライアウトなどで
>移籍先を探したい」という。町田は昨季末に柏を戦力外となり、
>今季からサンガに加入、14試合に出場し4得点を挙げた。
>練習試合ではチーム最多の17得点を挙げたが、公式戦では力を発揮しきれなかった。

サンガとは、サンスクリット語で仲間という意味です。仲間意識なんて、
理屈では説明できない部分(フィーリング)が大半で、それに関して何かを書き立てても
しょうがないとは思います。しかし、この町田さんの発言はサンガサポではない私でさえ、
自分のサッカークラブ観に自信をなくしそうなぐらい、チームという要素を
構成する骨組みの成分は何なのだろうと問い詰めてくれます。チームって…何?

最後に添えられた説明文が事実と相反すると言い切れる自信は、今年それなりに
東城陽へ通ってしまったので、あったりするのですが。黒部さんには勝てなくても、
短い出場時間で町田さんがサンガサポの信頼を勝ち得たのは、本当に嬉しかったんです。

西村監督に美濃部ヘッドコーチ―あとは何が一体サンガの一部になるんだろう?

胸が詰まるので、明るい話。昨夜のNステ市船vsザスパ特集は最高でした!
カレン中心と聞いていたので期待はしなかったのですが、守備の要である増嶋くんは
抜かれまくりな上にコメント(自チームの堅守速攻を堂々と、誇らしげに
あの声で語る様は、試合中叫んでいる姿と同様、素敵すぎました♪ とはいえ、
市船サッカーを声高に主張されるのは、実は私にとって快いことではありません)まで流れ、
さらには石渡監督による、市船史上最高のDF(さすがに一番とは言わなかったけど、
言いたそうだった…(苦笑))という褒め言葉まで。録画すれば良かったです、本当。

市船の#5には好きな選手が何人もいますが、私的No.1はもちろん羽田さんですけど、
DFとしての(高校生段階の)完成度は増嶋くん、確かに市船史上最高かもしれません。
ヘッドが強く、動作予測も的確(羽田さんはこれが飛び抜けてた)、スピードもそれなり、
それ以上に対応しきれなかった時の動作修正が早く(実は羽田さん、これも結構
ハイレベルだったんだけどあまり語られない)コーチングで味方を動かすこともできる。
何より、セットプレーでの異常な得点力があります。欠点は体格ぐらいでしょう。
もっとも、プロ入りした後はその欠点が非常に痛手となってくるんでしょうけど。

入浴剤を使うと芯まで温まりますね。いろいろグッズを使い風呂を好きになりたいです。


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