Land of Riches


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 2003年11月13日(木)   キミはボクに降りてきた天使 

今回、怪我をしたことで失いかけていたもの、大切なことに気がつきました。
試合に出られるということが、いかに恵まれていたか、
いつのまにかユース(代表)に対して、気持ちが麻痺していた気がします。
行かされているという感覚も、半分はあった。
で、瀬戸際に立たされている今、僕はすごく(試合に)出たい。


目眩がしました。体ではなく心の。場所は日立台を目の前にした、緑ヶ丘の五差路。
柏の街は、私の不安を奪いきるだけの刺激ではなくなっているのだろうか…通い慣れて。
そんな危惧を振り払うように、ほとんど歩いた経験のないステモの中を彷徨う夕暮れ刻。
私はまだこの街をよく知らない、知りたいとは思う、知るのは怖いとも思う、
もし、自分の中でここが当たり前になったら、名古屋の地下街を歩くのと
変わらない思いを味わう羽目になる…歩くたび、変わらぬ景色を目にするたび。

明らかに、沈んでました。チームメイトと言葉を交わすこともなく、顔に陰を宿して。
1日前の練習とは違い(昨日は玉田さんが別メニューだったり、増田さんがいなかったりも
あったから)頭数の増えた鳥かごの中で、きゃっきゃと騒ぐ谷澤さんを見るにつれ、
すっかり余裕をなくした永田さんと宇野沢さんが気になりました。固い顔。

「今のサッカーは、まず守備ありき。しっかりとした守備の中から得点をとる形を
作っていかなくてはならない。個人の能力の比重の高い攻撃に比べ、
守備は練習することで、どんどん良くしていくことができる。
だから、しっかりとトレーニングを続けなくてはならない」
こう語る監督は、8対8でサイドからのクロスに応対する練習を行いました。

※To be continued


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