Land of Riches
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2003年11月03日(月) |
視界へ飛び込むもの、脳裏に刻まれるもの |
青学のエーススラッガー小久保―東都大学リーグが誇るべきバッターだと思ってました。 彼がホークスへ来てくれた時は嬉しかったです。たとえ、どんな理由にしても。 人が暮らすために働くのは自明の理なんだし、時が流れた今でもそれは“正しい”から。 ジャイアンツへ、それも無償で譲渡され…一体、彼は何を思っているでしょう?
奢れる人も久しからず 唯春の世の夢の如し
真っ赤に染まった国立は、11/3らしくもない霞みがかって見えました、画面では。 満身創痍の鹿島―でも、この言葉も使い古された感のあるようなクラブなのです。 国立へ詰め掛けた人々の熱狂をよそに、私の意識は眼前の現実から想起される 遥かなる過去をさまよってました。私もかつては、試合を見て泣いたり怒ったり 叫んだり笑ったりできた…いつから、どんな試合でもなんとなく穏やかな気持ちで 見られるようになってしまったんだろう? フォーカス対象をロストした実感。 綻びから自然と崩れ落ちていく…そんな90分間。そこにあるのは、自然の摂理。
ふと思い出しました。高校時代、自殺は考えなかったけど、クラスメイトとよく 「出家したい」と話していたことを。出家して悟りを得たい。煩悩から解き放たれたい。 とはいえ、その後の人生は煩悩に囚われっぱなしで、いまだ涅槃には程遠いのですが。
自分と一族、あるいは時代そのものを動かしているところの運命を 確信していたからといって、彼[知盛]がその運命を回避したり、 そこから逃れようと努力しなかったのも興味がある。運命にたいする洞察は、 むしろ彼を積極的、戦闘的な武将としたように描かれている。(石母田正「平家物語」)
―「誠」一文字。 前に一度イラストを紹介させていただいた「SHIBANEKO」様でキリ番8400を ゲットしたので、記念に描いていただいたものです。京都で「誠」一文字といえば “壬生の狼”を連想する人は少なくないようで、ちょうど西京極で隊旗をモチーフにした ゲーフラを見たのもあって、リクエストしました。決して新選組オタクではありません。 (そもそも新選組知識として持っているのが「るろ剣」由来な時点で、もうダメすぎ)
しかし、これなら斬殺されても本望ですね(違)原田左之助の十番隊で、隊長顔負けの 豪気さを愛でられて可愛がられてる、というイメージでよろしくお願いします(殴) もっとも彼の出身地は宇治なんですけど―そして全く壬生狼のイメージにそぐわない 智仁さんの実家があのあたりで、壬生寺は、むしろ私には智仁さんが子供の頃に 遊んでいた場所として記憶されている(智仁さんが結婚についてコメントしていた ai記事には、境内の局長の像とツーショットというのもありました。しかも、ついていた キャプションが似ても似つかないといった調子で(笑))んですけど。まあ、 子供大好きな沖田総司がよく遊んでいた相手ってことで。智仁さんのお父様は 実は杜の都出身なんですけど(努力の末に職人になられた方なのですね〜)
そんなこんなで京都っぽい話題になったので(無理やり)昨日見てきたJユースカップでも。 (今日もナビ決勝より大神のレイソルvsベルマーレが気がかりだったのは、限りなく内緒) …以下の記述は正確性に全く保証ができない(両方とも詳しくないチームなので)ため 決して鵜呑みにせず、参考程度に読んでやって下さると嬉しいです。特に布陣は。
【京都】 ----松田----沈---- ----坂口---鳥本--- ----神田---塚原--- -木下-澤崎-岩城-伊藤- -------井上-------
【名古屋(前半)】 ----津田---遠藤---- -------福島------ -永芳---------上原- ----高橋---稲垣--- ---小寺-唐沢-青山--- --------森-------
#これ、特に中盤の組み方が怪しいです…福島くん3列目にいた印象があるのに、 #我ながら、なんでこんな並びが携帯に打ち込まれているのか(吐血)高橋くんと逆?
【名古屋(後半)】 ----遠藤---津田---- ----高橋---立道--- -永芳---------上原- -------稲垣------ ---木下-唐沢-福島--- --------森-------
#あえて打ち込まれたままに再現。これを見ると、上のが間違っているという #確信がさらに深まります(出血死)そもそもユースの試合なのに、トヨスポの #第1グラウンドへ上がってしまって3・4分遅刻したのがいけないんですが。 #第2グラウンドは宮原さんと紡いだ記憶を連想させて苦手な場所だと分かりました。
▽25分、永芳がゴール左の高橋へショートパス、高橋がヒールで後ろからゴール前へ 飛び込んだ永芳へ戻しDF翻弄、永芳がキーパー頭上へ蹴り込み、グラン先制。 ▽岩城は「雰囲気出そうぜ」とよく言う[※1] ▽37分、左の永芳へいいパスが出る。何度も良い突破をして永芳だが、 今回もうまく中央の遠藤へ。しかしシュートは惜しくもポストの横。 ▽沈のハイハスキーボイスかわいいかも[※2] ▽後半はどちらも決定機が何度かあるが決められず。 ▽なかなかゴールキックしない森に、サンガ野次攻撃。ターゲットは主審。 もちろん関西弁。この試合で一番元気(笑)[※3] ▽67分、遠藤から上村。トップの左へ。 ▽サンガの前線、シュートが決まらずに悔しがる場面多数。 そのたびに守備陣から「次」だの「切り替えろ」だの言われる。 23分にはバー直撃。続く右CKでは井上が「気持ちで入れろ!」と絶叫。 ▽前半とは比較にならないうるささ。27分、鳥本(綱)がGKと1対1を外し、 横の松田ともども倒れ込む。ずっと攻守の切り替えが激しい。 ▽78分、サンガ木下から鳥本(雄)。左SB。サンガ主審に当たりすぎ(苦笑)[※3] ▽カードが増えてくる。鳥本(綱)はずしすぎ。 ▽84分、塚原のシュートは阻まれるも、松田が押し込もうとしたのが コロコロと転がりDF寄り先にネットへ。同点となる。 ▽86分、坂口から松村。44分には沈から堀。スリートップに。 ▽ロスタイム、神田のミドルが惜しくも左へ流れ、3バックが一斉に膝へ手[※4] グラも稲垣がミドルふかすなど、もはや精神戦の領域。 上村も長いボール出たのに、慌てて打って浮かすし。そのまま終了。 ▽サンガの澤崎は岩城と違って口悪すぎ(苦笑)[※1]
上は、ほぼ携帯に打ち込んだままの経過です。使えないね私…微妙にサンガ寄りですし(苦笑) グランは伝統的に昇格しない高3は早めに引退してしまい、Jユースカップには、 より年下の子を起用するのだそうです。Sさんに福島くんを推薦してもらったのですが、 やはりジュニアユースの子が混じるのは、フィジカル面でかなり辛いものがありますね。 サンガのエースはガタイが特にいいとは言っても(微苦笑)チェックにいって、 思いっきりぶっ飛ばされてました。チェックにいっても、軽くなってしまうんですね、 必然的に(柏サテで守備に走ってもあんまり効いてない中井さんのようなイメージ) ボールを持つと狙いどころのいいパスを出すんですけど、いかんせんアイデアに キック力が追いつかない状態。たとえば、サイドに長いのを出しても、ぼんぼんと 手前でバウンドしてしまうのです。とはいえ、筋力が一生でもっともつくのは 高校時代だと言われていますので、十分に期待できる選手だと思いました。
グラユースは、実は豊田国際の愛知県選抜もどきを含め、目にする機会の少なくない 選手が結構いますけど、腕章を巻いていた高橋くんが、見るたびに華やかな雰囲気を まとって(心なしか、すらっとして腰が高くなった気さえしました。男前化?)いて、 鹿島の山本くんが、逆に、目にするたび地味縁の下の力持ちと化しているように 映るのとは正反対だと思いました。いや、初見の印象(高橋くんはU-16代表)って怖いな、と。
サンガユースは上のに解説をつければ十分かと思いますので、それで。
※1 前半は両チームとも静かで、隣でやっていた野球の応援やらアナウンスやらばかりが 響いてたんですけど、そんな中で一人頑張っていたのが岩城くん。彼の声出しは 前半1点後半1点とれば大丈夫、などゲームの流れを重視したものが多かったように 思います。あと雰囲気を超重要視。声質として、彼は盛り上げ系には向いてないのを 自覚しているのか、とさえ思いました。現に、後半の野次攻撃では彼の声はあまり 聞こえなかった…思うに、彼一人関西弁じゃなかった気がするんですけど、どこ出身?
※2 「ちんくん」といえばガンバユースの寺田くんのコールネーム(由来は不明)ですけど、 彼は正真正銘の沈くん。当然ながら「ちーん!」とか呼ばれてます。ちなみに、 グランの福島くんはシンって呼ばれてたような…高橋くんはリョウ。
※3 遅延行為を取らない主審へ一斉に(なんで一斉に声が上がるんだ…)野次を浴びせた ここ以降、西京極のゴール裏Vゾーンにいるのかと錯覚しそうになるような内容の 野次が飛びまくり(笑)私の中には、関西人の野次はきついという刷り込みが あるんですけど、それにしても凄かったです。というか、二種年代でこんなに レフェリーへ文句ばっかり言ってるチームは初めて見ました(笑)思わず副審が 近くの選手を宥めてしまうぐらい。どうやらこれはサンガユースのチームカラーの 模様…美濃部監督恐るべし(爆笑)角田サマは色濃くユースの血を引く者なのですね! (ちなみにグラサポが試合の後、ぽつりと「あの声にやられた…」と言っていたのが印象的)
※4 この時の3人のモーションが、綺麗にラインまで揃っての全く同じものだったので、 ちょっと感心してしまいました。というか、リアクション大きいよみんな(笑) 同じ関西でも、ガンバユースは声出しとか気合いとかおもむろに悔しがるとかを 良しとしないような雰囲気が流れているのに、チームが変わると変わるものですね。
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