Land of Riches


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 2003年10月22日(水)   柔らかな叡智 

チビが「このままじゃ勝てない。そんなに甘いもんじゃない」って。
俺もそう感じてたから、選手だけでミーティングをやった。
それでみんなの意識も変わったし、やっとチームになれたなって思った。


風邪はようやく治りましたが、今度は頭痛がお友達です。鎮痛剤を飲まないと
鈍い痛みに揺さぶられ続けますし、飲めば意識がぼんやりして宙に浮いたようです。
今、仕事でほぼ8時間キーパンチを強いられているからでしょうか。それも眼鏡でなく
コンタクトで(いい加減、新しい眼鏡を買いたいぞ!)。目薬も差しすぎです。

当然キャプテンとしての自覚もあったけど、単純に負けたくなかった。
勝ちたかったから。


アランの書いた文章(といっても日本語訳ですが)を読んでいると、自分の書く駄文は
硬いというか刺々しいというか、読む人に対して攻撃的(意図的に傷つけようと
しているわけではなく、強固な鎧をまとうがために、近寄る=読む人が傷つく)だと
思えてきます。自分の心情を記録しているだけなのに、感情の柔らかさ(柔軟性)が
微塵も感じられない、スパスパと出刃包丁で切り落としたような味わいのない文。

自分に文才があるとは思えないけど、でも、せめて自分が読み返しても耐えうる
レベルのものを書かないと、他の人にとっては、さらに苦痛なんですから。

>平田GSによると代表は1月末に始動し、オーストラリアか中東などで暑さ対策を兼ねた
>合宿を張る。2月には国内で調整目的の親善試合を2試合消化し、3月1日からの
>最終予選に臨む。同GSは「一度クラブに戻ってフィードバックする段階ではない。
>山本監督の考えで、クラブも理解してくれると思う」と直前集中強化の意図を説明した。
>また山本監督は暑熱対策のため、フィジカルコーチの加入も要求しているという。
>これまでは暑さ対策で事前に海外合宿を張っても、必ず一度解散して予選前に
>再集合するのが一般的だった。しかし今代表は予選、親善試合でも苦戦する場面が多く、
>スタッフらにも危機感が強い。異例の長期拘束で3大会連続出場を狙う。

今朝の日刊より―他紙にも同様の記事がありましたけど、またキレそうになりました。
(もっとも、まだ構想の段階ではありますけれど、無論)

山本ジャパンは、主として机上の空論によって構成されているのですが、時が経つにつれ
脳内で展開される理論がスケールアップしているように思います。提示された構想は
初期レベルでも実践されていない(形としては実施されているかもしれませんけど、
目に見える結果とはなっていない)にもかかわらず。西村ジャパンとて、実現の
可能性が乏しい理想(それも、個人の嗜好より生じたもの)を掲げて戦ってましたが、
でも、不器用なりにそれへ向けて動いていた…と私は認識しています。これも、
近頃傾向著しい過去への耽美かもしれませんが。あまりに美しかったナイジェリアの記憶。

ナビスコカップ予選の開幕は2月だと囁かれている(オフが短いと選手が疲労を
取り除けず、金属疲労的故障が続発するのではないかと不安になります…)のですが、
開幕前の重要な時期である2ヶ月を、あのぬるま湯のようなチームで過ごしたら、
1シーズンを送る上でどれだけの損失になるか―その危機が(指揮官の望まざる)
飛び石の経歴を得たがためにのみ呼ばれそうな人にも訪れるかもしれないと思うと、
本当に腹が立ってきます。あのチームがどうなろうが、もうどうでもいいのですが、
そういう(2年前と全く変わりもしない独善的な)観点からだけは心配になるのです。

大胆とは、規律をもった、あるとき、あえて発揮された無謀である。
大胆のなかには、果敢のなかよりもいっそう多くの精神がある。
大胆はむしろ、リーダーの資質である。
(アラン)


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