Land of Riches


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 2003年10月18日(土)   関西人の意地と誇り 

これが欲しいがために、大枚はたいて、関西遠征を挙行しました。高槻はついで、ですが。

高槻スポーツセンターは、前田隆さんめあてでアビスパサテへ行った時以来ですか。
どうも記憶がハッキリしないのですが。ガンバユースもジュビロユースも、U-18の
一次予選に主力を奪われての対戦。同じぐらいの痛手だと予想していたのですが。

ジュビロは最後尾(松井くん)と最前列(藤井くん)が不在だったんですけど、
第2GK八田くんが、2年前の豊田国際で見たままのキャッチングやらキックやら、
ほぼ全てのモーション(…)で成長がなく、泣けてきそうだったのを抜きにしても、
地力がガンバとは違いすぎました。エースストライカー(三木くん。あえてこの肩書)と
プレーメーカー(寺田くん)がいなくても、チームの成り立ちからか、11人全体の
技術レベルが天と地ほど違うのです。あらゆること、たとえばキープとかプレスとか。

ガンバの選手が1人で前進していくのに、ジュビロは時として3人で止めに行くのですが、
それが全く重圧=プレッシャーになっておらず、そのまま抜かれてしまうのです。
ガンバの選手は特に、懐を深くしてプレスに対しボールを保持する技術が全員
ものすごく高いという印象を受けました(キックなんかは、個人差があるけれど。
あとジュビロの選手の守備動作がイマイチ洗練されてない、というのもあります)

MF岡本くんはとても腰が高いのに足が絡まることなく巧みな足さばきができ、
FWの江口くんはボール扱いがうますぎて、むしろゴール前で手数をかけすぎるし、
同じくFW渡部くん(途中出場)が横から角度のないシュートに対して、さして勢いよく
飛び込まなかったのを見た時には、このチームでは泥臭さは否定されるのか、とさえ
思いました。丹羽くん(相手が弱くて、守備でも声出しでも頑張る必要がなくて、
正直、物足りなかったです)は、かなり異質なスタイルですね、ガンバでは。

あと、監督のコーチング量が全然違います。島田さん2回しか声出してないし、
あの人の仕事は交代した選手と握手するだけか、とすら思いました(暴言)
ジュビロの望月さんは、逆にめちゃくちゃ指示が細かいように聞こえました。

そういう意味で、ガンバらしさを家長くんに集約するのは間違っている気もしますが
(寺田くんなら間違いじゃないと思う)テクニシャンとして磨き上げられすぎた、
ゆえに本来の司令塔がいなくてもトップ下には置いてもらえない、それでもなお、
そのボールで場(notゲーム・includingスタンド)を支配してしまう超越者。

前半の10分あたりから25分頃まで、一体彼に何が起きたのか、と首をひねるほど
冴えていて、パス&ゴーの動きといい、蹴るボールといい、コーナーへ歩く悠然とした
動作といい、凄かったです。先制点の、仕事場とは逆サイドから斜め45度で叩き込んだ
ミドルシュートを筆頭に、プレースキックやサイドからのクロス(なぜか印象に
あるのは右サイドからのばかり)が、ことごとく唸らざるを得ない美しさで。
11分の1としてのタスクをオーバーした部分、見る者の目に強く刻まれる要素が
彼の持ち味のように思えてきました。彼が凄いのは、単にプラス要素で凄いだけでなく、
この時間帯の後、綺麗さっぱりゲームから消失している点も外せません(苦笑)
サッカーのゲームで、オフ・ザ・ボールの基本動作は「走り」だと思うんですが、
彼の場合は「歩き」で、しかも走りから歩きに切り替えるタイミングが、誰よりも
早いのです。それを懸念してサイドに回されているのに、全く関係ないんですよ(笑)

そんなわけで、ガンバ完勝でした。ジュビロは特に前半はシュートもろくに打てず、
いいようにやられてましたが、後半はバックスの組み方を変えて善処し、多少なりとも
岡本くんの個人技に期待するような面もありましたけど…ガンバは最後テストモードでした(汗)

阪急で西京極へ移動し、カードをゲットして(1枚目は簡単だったけど、2枚目を
手にするのに苦労しました。ずるいことなので詳細省略)ホーム側ゴール裏へ。
今の家を離れる唯一の心残りが、京都へ気軽に行けなくなることというほど、
今の私はサンガ…もとい、角田さんに入れ込んでいるんだ、としみじみしました。
大体大がJリーグに代わってアンケートを取っていたんですが(答えてMr.ピッチの
ボールペンゲット!)西京極4回目でした。日立台の次に遠征している気がします。
いや、日立台は練習場の隣だから回数が多いだけで、東城陽とプラスしたら…。

☆サンガ戦は20日付に書いてます!

2003 10 19 wrote


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