Land of Riches


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 2003年10月14日(火)   見えない敵に囲まれて 

仕事中から何の曲か分からないサビが頭の中をぐるぐるしていたんですが、
帰って検索して、ようやくすっきりしました。しかも、こんな名曲の歌詞を
間違えて覚えてるなんて、最低ですよ自分!(苦笑) そう、ブルハの「TRAIN-TRAIN」。

見えない自由が欲しくて 見えない銃を撃ちまくる

間違えるのは…関西方面の安アパートへ引っ越す夢を見るほど衰弱しているから?
今の私が心身とも弱っているのは、薬を飲むのを嫌がる性質に由来しているのですが
(少なくとも風邪に関しては、仕事が始まるからと無理やり粉薬を飲み始めた昨夜から
今朝までの回復が、連休3日間静養した間よりも確実にデカイ…)なんで鬱病の治療は
投薬中心なんだろうと無駄にあがいてます。今でも机の上へ大事に飾ってある、
ポンペイを手にした羽田さんのメッセージは、何の薬へ向けて向けられたものか、
私は忘れてしまったのでしょうか?(再び苦笑)今の羽田さんは、この写真とは
全く違う顔付きをしている…羽田さんの帰りを待ってくれる人が自分以外にもいるのは
嬉しいけど、昔の彼がいかに偉大だったかを語られるのは、それが事実かどうか
(むしろ、それを語る言葉が的確かどうか、の方が正しい)とは関係なく、辛いこと。
今年はじめの雑誌を見返すと、大久保さんでさえ市船時代と顔が違うのが分かります。

弱い者達が夕暮れ さらに弱い者を叩く その音が響き渡れば ブルースは加速していく

増嶋くんと小林祐三くんのどちらが素晴らしいDFか、それはJのスカウト陣でさえ
評価が割れる(だから二人を争奪するチームはあまり重なっていない)ところ。
昨日の決勝を見れば、どちらも力(これを計るスケールも、当然ながら見る人によって
バラバラです)ある選手なのは一目瞭然。ならば、二人を天秤にかけるのではなく、
CB好きを謳うのならば、二人がそれぞれ持つ素晴らしさを、できればその差が分かるように、
表現できるように…伝えられるようになりたいな、と思いました。静学には松下くんという
これまた素晴らしい選手がいますし、そんな3人でさえ、U-18代表では数いるDFの
一人でしかないのです。増嶋くんは今のところ、その中で腕章を巻く身ではありますが、
彼が不在の大会だって乗り切っているのですから、そんなのは優越を示すものではありません。

世界中に定められた どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は どんなに素晴らしいだろう


昨夜のニュースで流れた“帰国の模様”で、久々に訪れた、背景に目を凝らす日々は
終わりを告げました。選出直後の喧燥が嘘のように、さっぱり永田さんの名前は
聞こえなくなりました。その代わり、フル代表の、試合*以外*の部分がどうなっているか、
選手の発言やら(俊哉さんが、自分もサブ組でモチベーションの維持に苦しんだのに、
若手を気遣う言葉には胸が潰れそうに…)U-20代表とは段違いの情報量で知ってしまい、
永田さんの心境を察すると、涙が出そうになります。これもいい経験だった、と
言うのは、強がりじゃなくて、本当にそうであってほしいと願っているだけ。
フル代表のコーチ陣とDFラインを組むために、彼は遠征したわけじゃない…!

聖者になんかなれないよ だけど生きてる方がいい
だから僕は歌うんだよ 精一杯でかい声で


ベンチ暮らしで菊地さんは試合勘を失ってしまった、と聞いています。本大会までに
残された時間は短いですが、世界へ挑める喜びを噛み締めながら、全力を出せれば、
終わった後に悔いが残らないような大会になるといい、と願っています。

後に残る気持ち、それが2年前の最大の遺産だと思っています。



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