Land of Riches
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暴露される前に白状しておきます。私、今日の練習試合後にスーツ姿で、おまけに 超早足でバスに向かって歩いていた永田さんを呼び止めて撮らせていただいた 携帯フォトを保存せずに消してしまいました。帰りの新幹線で、送受信ログやら メモ帳代わりに打ち込んだ走り書き(走り打ち?)の整理をしている途中にその事実を 知った時は、冗談抜きで自分自身へ激しい殺意を覚えました。最悪だ自分。
帰途の途中で、U-18代表候補の発表及びレイソルと練習試合が組まれていることを 教えていただき(Sさんありがとうございます)覚悟していたとはいえ、収穫皆無の 試合(書く気力があったら後日。ない可能性が高いですけど)を見るために姉崎まで 出向いてしまったのを激しく後悔しました。金銭的にも、また2週連続で水曜に休みを 取っているのもあって、9/3はさすがに行けません。こちらの方が一石二鳥のおいしさなのに。 (もっとも、レイソルもU-18も渇きを覚えるほど長く見てないわけではなく、むしろ 1ヶ月というか半月ぐらいの間に見たばかりなので、諦めも結構あっさりとつきました)
私のスケジューリングは、大熊監督には負けますけど(微毒)刹那的というか、 直前に思い立って立てるものばかりで、それは単純な“見たい”という欲望に 基づいてます。ですので、現時点で9月の予定はまっさらです。いや本当に。 厳密には、いくつか大掛かりな遠征を諦めている状態(まさかサンガクラブハウスの トイレでコンタクトをなくすとは(涙))ですけど。Jに関しては入場料が高いのもあり 結構消極的だったりします。少なくともチームがめあてで見に行くことはもうないようです。
サンガタウンからのタクシー代をおごって下さったサンフサポのお兄さんにも、 「どこのファン?」「ここ以外にどこへ行ってる?」というありきたりな、というか 基本中の基本を尋ねられ、答えられずに戸惑ってしまいました。あちこち行ってますから。 日立台や南津守という固有名詞をお兄さんは全く理解できませんでしたが。 そして、前者には「特に応援しているチームはありません」という暫定回答が すっかり定着してしまいました。以前のように「強いて挙げれば鹿島」とも言いません。 見たいもの…見たい人を見る。ただそれだけ。たまたまそれがユース代表世代なだけ。
姉崎サッカー場は国道16号沿いにあると言われて、大型車が走るその道が連想させたのは 「16号を走ってるトラックに轢かれて死んでやる!」という自暴自棄な叫び声。 (あ、話者は私ではないですよ…)それは方向音痴な自分に対する不安が呼び起こした 西戸崎@福岡の幻影を遥かにしのぐ恐怖でした。私は常に昔の自分、過去の記憶と 闘っているのかもしれません。時間とは、列車の最後尾から後ろを見るようなもの (今この瞬間、一番近くの景色がよく見えて、時をさかのぼるほど自分から 遠くなる)らしいですが、記憶が塗り替えられたり失われたり(今日も近藤祐介さんの “脚の筋肉”をすっかり失念していて、ここ最近の自分の使えなさっぷりには 我ながら涙が出てきます)する懸念よりも、私をより直接的に突き動かしているのは 過ぎ去った時間、もはや不動の“歴史”と化したmoment(正確にはその時に感じていた 気持ち)を、せめて私の心の中だけでは変えたい、美しいものにしたいという 欲求かもしれません。やり直せないから、擬似的にその気分だけでも再現して。
違う 僕らが見ていたいのは 希望に満ちた光だ 前へ、上へ進むことをやめてしまったものへ執着し続けるなんてできないのです、ヒトとして。
2003.8.28 wrote
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