Land of Riches


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 2003年08月10日(日)   青木さんとハチミツミルク。 

または「大熊監督と煎茶」…って、分かりにくいよ私(笑)でも、掛川駅のジェラートは
本当においしいです。あとは増嶋くん(高萩くんでも可)とかぼちゃ、寺田くんとは
他の味と料金の違う(ちょっと高い)ジャージーミルクを食べたいです♪(妄想)

本日のカードは日本勢対決。しかしSBSカップのお約束で、代表はジャッジの偏りも含め、
圧倒的なアウェー状態(苦笑)これを、あるシチュエーションにおける強化になると
見なせるかは微妙なところです。伝統というのは恐ろしいもので、積み上げてきた
時間への正当な評価(を下す行為)すら許さず、無条件の礼賛しか許容しないのですから。

端的に感想を述べると、現実と理想の妥協点を哲学あるいはポリシーと呼ぶんだと
思いました。大熊監督の勝負哲学が、誰よりもシビアなだけで。確固としたやり方が
存在している分だけ、それが見えてこないチームに比べたら、まともなのかもしれません。
…静岡ユースの(現代サッカーの要であるはずの)ボランチを無視した布陣と比べたら。
赤星くんや(なぜか選抜にいない)枝村くんなど、選手の個性はよく分かってませんが、
前提知識皆無で見ても、静選の中盤はボランチ不在でバランスが崩れているのです。

そんな壊れたミッドフィールドを擁する静岡選抜に対して、U-18は早くも定着・
洗練されつつあるカウンターサッカーを実行します。U-20と全く同じです。だから、
得点の気配が乏しいのも同じ(苦笑)平山くんのヘッドも、静岡側のとんでもない
ミスを掻っ攫っただけでした(小林くんは6チームが注目する素材だそうですが…)
その平山くんが後半は追加点のチャンスを放棄してまでキープに徹しているのを見て
ちょっと悲しくなりました。U-20はプロフェッショナルで構成されるチームですし、
ワールドユースも直前ですし、こういうサッカーをやるのも選択肢の一つだと
“まだ”納得できるんですけど、立ち上げからここまで勝負にこだわるとは。
(結果として新潟に続き、このSBSでも優勝したのですから、見た目は最高ですが)

やや承服しかねる判定で寺田くんが退場してからも頑張って守っていた(というよりは、
静岡選抜が決定力不足というのが正しい表現でしょうけど)U-18でしたが、終了間際に
CKから岡本くんに決められ同点、そのままPK戦の1人目を松井くんにセーブされThe End。

ちなみに、SBSの生中継で吉田光範さんとコンビを組まされていたのは成岡さんでした。
(静選の不甲斐なさに怒る吉田さんの代わりに振られまくって大変だったらしい(笑))
1年前は結構の数のファンに囲まれていた彼も、今年は正面玄関からふらっと出てくる人。
目ざといファンがつかまえてましたけど、私は日刊の静岡番に負けました(謎)
代表ユニ、菊地さんのサインはあっても成岡さんのはないから欲しかったのに。

▽一柳夢吾(#2・右CB・ヴェルディユース)
既にプロC契約を結んでいる坊主くん。さすがプロと言うべき、貫禄の守り。

▽増嶋竜也(#3・センターCB・市船)
立ち上げ合宿では色男だったのに、すっかり男前に。短髪が似合ってて、もうメロメロ(死)
試合前の不必要なまでのキャプテンらしさ(コイントスはともかく、誰よりも先に
集合写真の前列中央で構える姿が…)に始まり、大熊監督には負けるにしろ、
イレブンの誰よりも声を出し、空中戦では身長の割には(と言っていいのか微妙)
高く飛んで競り勝ち、フィードもぱんぱん通し、相手の動作測も素晴らしいですが、
いかんせん肝心の守備動作がイマイチ(苦笑)実際のところ、3バックの中では
彼が一番守備下手だと思いました。いや、このユース代表もCBのレベルが高いと
言っておきましょうか。ちなみに、彼へ注目しているJクラブはかなりたくさんある模様。

▽吉弘充志(#4・左CB・広島皆実@サンフ強化指定)
大熊JAPANはバックスを見るのを楽しめば良いのでしょうか? U-20にも負けない
私的においしいCBを揃えたラインでも、一番守るモーションが好みで、良いCBです。
サンフに奪われたのが悔しくて悔しくて(笑)モーションにこだわるのが悪癖なのは
認めますが(苦笑)あとは前へ出れるようになったら鬼に金棒かもしれません。

▽原一樹(#7・右サイドやらFWやら・駒大@市船出身)
この試合で皆さんに認めてもらえて嬉しかった選手♪ オフィシャルに出ている身長は
明らかに詐称という、駒大凸凹ツートップ2代目の、大きくない方(苦笑)です。
早生まれなんで、大久保裕樹さんや青木良太さんと同じ代にあたります。大学界では
新風を吹き込む存在(というか、彼自身が風)としてユニバ代表でも活躍する予定。

▽梶山陽平(#13・左ボランチ・FC東京U-18)
日によってまるでパフォーマンスの違う、スピードくじのような選手ですが、
この日は割と良い方に該当する出来、だったようです(私は印象に残らないような
日にばかり見ているので、その辺のランク付けが分からないのです)残念なのは
徐々にペースアップして、キレてきたな、と思い始めたところで交代になったこと。
(後半から寺田くんに)出待ちの時、彼一人ネクタイ着用で出てきたのはビックリ。

▽高萩洋次郎(#14・右ボランチ・サンフユース)
華奢な体とキューティクルな黒髪(うるさいって!)で可憐な印象を受けるにも
関わらず、それに全くそぐわない出足の鋭いディフェンス、あるいは大きな展開で
明らかにユース年代では図抜けているのが分かりました。このチームは彼が軸でしょう。

▽平山相太(#17・ポストプレーヤー・国見@インハイ優勝)
すっかり大熊JAPANのエースに。高さには当然強いのですが、足元のボールさばきも
うまく、身体の入れ方も巧みで、試合中ひたすら「(鹿島に)欲しい欲しい」と
言い続けてしまいました。いや、それだけ鹿島のFWがダメなだけなんですけど。
しかも、監督指示によると思われる“そこまでやるか的キープ”を涙ぐましいほど
忠実にやり続ける(その気になれば点を取れそうなシチュエーションでも)あたりも、
さすがというか。出待ちではサッカー少年に大人気で、いちいち手を振り返したり
携帯のカメラにピースをしてみせたりと、サービス精神旺盛なことも判明しました。
(国見の選手だけが男の子に人気で、他の選手はギャルに捕まっているのです…)

▽大熊清監督(U-18&U-20監督・FC東京@ナショナルコーチングスタッフ)
試合中にテクニカルエリアをほぼ50cm幅で広げてもらったにもかかわらず、
それをあっさりと踏み越えてしまい、レフェリーにも注意される熱血漢。
本日のベスト語録は「苔口、お前何もしてねえじゃねえか!!」
確かに途中出場ながら流れに乗りきれず、何もできてませんでしたが、
にしても、それをわざわざ言うなんて、観戦しているオヤジでもあるまいし…。

…静選の選手は、あまり印象に残らなかったので、ノーコメントで(汗)


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