Land of Riches


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 2003年07月24日(木)   せせらぎ 

空白を空白のまま、無を無のまま、有閑を有閑のまま放置できないなんて。
…楽しめないなんて。

ふっと空いた一日を京都で過ごしました。最近なんてハイペースで通ってるんでしょう(笑)
でも、日立台の方が回数多いかな…? いや、別に京都へ行きたいと思ったわけではなく、
行き先を決められず、運を天に任せたら京都になっただけなんですが(クジでもひいたらしい)

サンガの練習が16時からということで、ひたすら観光しました(笑)
普通に観光するなんて、何年ぶりでしょうか。まずは平家を好きになって何年来の
悲願である六波羅訪問を果たしました。いや、近くまでは行っていたのに…(苦笑)
地名としては「六原」と書くようですが、これは日本人の間違った外来語省略造語の
典型的な例であって、本来は“六つの波羅蜜”の寺―が六波羅蜜寺なのです。
波羅蜜とは仏教で最も重い罪とされる五逆罪(両親や僧侶を殺したりすることが
含まれます)を犯した者さえ、これを実践すれば罪は消えていくというありがたい教えで、
布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つです。それはさておき、教科書などで
お馴染みの清盛像とご対面して、何か願い事を帳面に書こうとして、何を書いていいのか
分からず戸惑う自分がいて、愕然としました。寺社仏閣巡りは好きですけど、
お祈りする時、その内容は大抵の場合、自身のことではないのです…。
六波羅はなんてことのない住宅密集地で(消火栓に書いてあった「小松」の文字には
過敏に反応してしまいましたが)どことなく知章の墓を彷彿とさせる日常への
溶け込み方をしていて、なんとなくほっとしました。途中で寄った薬局の方も親切でしたし。

郵便局で京都のふるさと切手を買ったりしつつ祇園の方向へ移動すると、お囃子が
聞こえてきました。八坂神社の境内から。でも、生だと思わなかったです、はじめは(殴)

※まだまだ続く、サンガタウンまで果てしなく続く…予定。


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