Land of Riches


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 2003年07月23日(水)   男なら家を建てるべし 

…あまりにかっこよすぎて子どもたちはついていけませんぜ、岩丸さん。

昔に比べると、心身ともにバイタリティが低下しているようで、昨夜から泣きたいような
心境であるにもかかわらず(実際、人間のする動作の中で一番感情を発散させるという)
泣くことが全くできなくて、どんよりぼんやりとしています。悲しみも怒りも曖昧で、
言葉として表現できるレベルにも達せず、ただ胸の奥底に沈んでいるだけ。その重みは
さすがに感じるけれど…どうしていいのか分からず、回らない頭と動かない頭で
できない仕事をして、いや仕事場で規定の時間だけ過ごして、家に戻るだけの一日。
(だから、このLRもなかなか書く気になれません)

ありとあらゆるものへの執着が薄れているのが分かるんです。昨夜のアクシデントは
こんな私が今、唯一執着している存在をまざまざと見せつけてくれて、にもかかわらず、
私は“それ”に対しても、こんなリアクションしか取れずにいるのです。全ての煩悩から
解き放たれて悟りを得たいという望みは高校生の頃から持ってますが(そんな年齢から
友人と出家願望を語り合っていた私は、やはりおかしいのでしょうか?)それでいて、
何かへの熱情…なんてたいしたものでなくても、何かをしたいという意思あるいは
欲望が失われていく状態を客観的には「鬱病」と表現するのを知っている現在となっては、
蘇りつつある、理由のあるようなないような(裏付けがないからこそ素因となる、とでも
言うべきか)不安、ただ普通に生活することさえ難しくする心の揺れに怯えつつも、
その対策が医師の前で言葉にし難い心中を語り、ひたすら薬を飲み続けるしかないこと自体への
失望感を強く覚えるのです。このままではいけない、でも、どうしていいか分からない。
また仕事なんてできないレベルまで落ちるかもしれない、実際に落下しつつある、
だけど、もう精神科なんて選択肢は取りたくない―だって、あれは解決にならない。

…このまま全てへの執着を失い、自分自身の命さえどうでもよくなって、そうして
死んでいくんだろうな、と痛感します。脳が機能を低下させていく“老化”は、
どこかよくできたメカニズムだと思いますけれど。ただ、自分の命が軽くなることは
同時に他人のそれも同じようになるのを意味していて、自分が線路に身投げしたくなる気分と
他人を突き落としたくなる気分の境界線は、そんなにハッキリしていないのも分かるのです。
すごく自分が駄目になっていると自覚できていて、でもどうにもできなくて。

日韓戦が生中継でないのも教えていただくまで知らなくて(最近このパターン多すぎ。
情報収集しようとする意欲と、しなければならないという義務感がなくなってしまったのが
よく分かります。サッカーもこんな程度のものになってしまったのです)今は
明日が休みなのをいいことに(このあたり、いろいろあってかなり微妙なのですが)
先に寝ておいて、録画中継をぼーっと見ているところです。案外、途中で寝たりせず
最終盤まで来たんですけど、でも、かつて代表戦に抱いていたこだわりは、どこにも
ありません。サッカーに関して楽しいことがないと連呼していますけど、じゃあ、
一体どうなったら楽しいのかと聞かれたら、どう答えるのかよく分かりません。

もし休みが一日あったら、どこへ行きたいかと訊ねられても、答えは出ないのです。

私がスタジアム以外で背番号の入った服を着るのは、あまりにテンションが低くて
自分を支えきれない場合が多いです。心高ぶるゆえに、というのは少ないです。
ちょっとした成り行きで、私は職場ではサンガサポと思われているのですが(苦笑)
角田さんも一般的知名度はゼロに等しいのを思い知らされました。そうか、格闘のKAKUDA…

「どうでもいいっす」
功徳が欲しいと、写経について真剣に検索している自分が嫌になりつつも、とにかく
何でもいいから私に安らぎを与えてほしいと他力本願(これもある意味微妙な言葉)に
走っています。実際は“何もせずにいる”こと自体ができないのですが。時間の浪費に思えて。

2003.7.24 wrote


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