Land of Riches
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2003年05月14日(水) |
REVE―夢に溺れたユメ |
速筆でもつまらない文を書く人よりは、遅筆でも充実した作品を仕上げる人が 物書きとしてのレベルは高いと、一般的には見なされるはず…「はず」。
フル代表にU-22から3人が昇格していたのですね(何を今更)。 今朝のサンスポより、松井さんの記事です。
>22回目の誕生日の11日・磐田戦はバースデーゴールを狙ったが、0-5と惨敗。 >落ち込んで自宅に戻ると、部屋は真っ暗。 >「嫁もいない…と暗い気持ちになったら、急に"HAPPY BIRTHDAY!"と言われて。 >ろうそくが立ったケーキが出てきた」 >妻のサプライズ・パーティーで、ブルーな気持ちも吹き飛んだ。 >そして、初のA代表選出。「(石川・大久保は)これから一緒にやっていく仲間ですから、 >みんなで残りたい。自分も代表でも魅せるプレーがしたい」 >今度はジーコと夫人の晶子さんに、プレゼントを贈る番だ。
松井さんが俊哉さんを好きと言うあたりに、好感を覚えます。いつまでも遊び心を 忘れないでプレーしてもらえれば、と切に願うわけです。見ていて楽しい選手ですから。
ところで、今朝、夢を見ました。 NumberかYeah!風の雑誌と、すぽるととおぼしき番組とのコラボレーション企画で、 帰国した羽田さんが顔なじみの男性ライターと対談するという、まさにDREAMを。 内容は全く覚えてません。いや、テレビを見、雑誌をめくる私にとって、 それはどうでも良かった、というのが正確でしょうか。Before/Afterとして プレーしていた頃と現在の、どちらもスーツ姿のヴィジョンが重ねられていたのですが、 今の羽田さんは横幅が広がったのみならず、超ロン毛で背まで縮んでましたよ(苦笑)
ロングインタビュー希望、という話を寝る前にネットで見たからなんでしょうけど。 何を書き残したいかって、夢自体じゃなくて、夢を見ている間、どれだけ私が 幸せな気分だったか、それを、是非とも。うちの母親が羽田さんのプロフィールを 知っていたり、辻褄の合わない部分はいくらでもあったのに、夢とは微塵も思わず、 単純に、純粋に、満たされていた…そんな自分が、目覚めてからは、悲しくて、虚しくて。
…こんな気分になったのは、いつ以来だろうって思うぐらい、シアワセだったから。
目醒めて、朝の5時半少し前をさす時計を見て、あれは夢、全て私の幻想だと思い知らされて、 へこみにへこみました。こんなことが私の望みだったのか、と。それが―何かを語らせるのが どれだけ残酷なことか、ピアノで身をもって味わったくせに。あの時、語った彼を “気持ちをシェアしうる者”としか見なさずに傷つけたくせに。今でも恨めしいです、 あの時の自分が。タイムマシンがあるなら、あの瞬間の自分を殴りたいです。
聡太さんは聡太さん自身の苦しみで手一杯のはずなのに、もちろん。
(サッカーが)楽しくない、楽しくないと言い続けていたくせに…本当は復帰してから “復活”するまでの最も苦しい時間(金古さんはそれを過ごしているわけですが)に 選手が決して賞賛されず心配もされないのを知っているくせに。無責任な帰還希望を だらだらとネットで吐いて、それを見て嬉しく…そう、嬉しくなったりする、最悪な私。
自分の醜さに吐き気がします。どれだけ綺麗事で理論武装(といっても構築するのは 防御用障壁なんですが)しても、己の実態はそこからはかけ離れていて、真実は、 夢を見ている最中の、酔いしれた、あの快感にあるのですから。赤裸々な願望が。
…どうせ、夢だから幸せなんですよ。それが現実だったら耐えられないくせに。
これを見た人がどう思うのか―まで考える余裕がありません。きっと、読み返したら 顔から火を噴きそうになって、速攻で消したくなると思いますが。でも、気分を記録する 媒体としてのLRですから、恥を忍んで。何が恥かしいのか分かりませんけどね、自分では。
相馬さんのオーバーラップに溺れたように、本山さんのドリブルに溺れたように、 パッションが全て過去形と化した今でも、熱情は幻想に囚われ、底無し沼へ沈むのです。
丸い穴は四角じゃ埋められない、でも、ないよりはマシといって押し込んでいるのが 今の私なんです、おそらく。←また自分のことなのに曖昧に書いてるよ…
好きになる理由なんて、全部後付け。そして私はメタモルフォーゼした存在としての 別のLIBEROを見に行くのです。彼が好きだと、彼を気に入ったと言いながら。
眠い………
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