Land of Riches
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2003年01月04日(土) |
分かっていても分からないフリ |
テレビはストレス発散には使えずとも、意識を奪うことで鬱を遠ざけることが可能な 便利アイテムです。近頃とにかく心身ともに過負荷にあえいでいて、その負荷が 以前ならたいしたことのないレベルだと認識していたものなので、参ってます。 要するに弱くなったのです。老いたのでしょうか。老いてもおかしくない立場だと 理性では理解しているのですが、ある時点からの時間を受け入れられずにいる感性は 全くそれを分かってくれません。時が経てば嫌でも変わっていくものも多々ありますけど、 買えようとしなければ変えられないものもたくさんあるのです。心はきっと後者。
疲労を常に感じるのは、疲れが時間の経過だけでは取れないのもあるんでしょうが、 解放されないゆえなのも確かです。家族といい親戚といい友人といい知人といい、 接するのに構えなければならない、気を遣わねばならない(こちらが気を遣ったから 向こうも遣ってくれるとは限らないのがミソ)相手が多すぎます。四六時中疲れてます。 愚痴や弱音や怒号を吐ける相手がいないのが昔から私の弱点だと自覚してはいますけど、 この正月はそれを特に強く感じました。人と会うたびにストレスが重なっていく、 目の前の人を排除したくなる衝動に駆られる、何のためのふれあいや交流なのでしょう。 オフラインもオンラインも。嫌になります。ダメージばかりが増えていって。
ぬるま湯につかりきっている上に、そのぬるま湯が冷めてしまい震えているのが現状の私は 変わらねばならない境遇であり、それを随分前から分かりながら実行できずにいる へたれですが(東京近郊に引っ越そうという思いは更に強くなってきました。環境的に 柏は有力候補の一つです。レイソルのみならず(笑))シチュエーションを理解してくれ 何かを言ってくれる人はいません。甘え、なのでしょうか。相談―誰かが手を差し伸べて くれないと、自分からはできない、なんて情けない奴でしょう。昔からいつもそう、 ずっとそう。しかもその手は近くからは来ない…私は人を見る目がおかしいのかもしれません。
君にも帰る場所ができると言われたのは6年前、でもまだありません。今住んでいる家は 違います。ここにいると心がぼろぼろになる一方ですから。唯一の居場所、仮のものですが、 それはベッドの上だけです。そのすぐ横にあるチェア、現在進行形で座っている場所は もう違いますから。居所が欲しいと願い始めたのはいつでしょう。大昔からです。
他者を見下し突き放す態度は、一時の快感はあれど、何も生みません…残しません。 ぐるぐると頭をまわる、こうして言葉にするのも一苦労な思いの破片たちが今日もまた 私を切り刻んでいきます。携帯が鳴らなければ寂しいと感じ、鳴ればうるさいとマナー モードへ切り替えてしまう、この上なくワガママな生き物、それが私という人間。
プレッシャーに弱くなったのも痛感しています。プレッシャーと認知する周囲の行為も 以前に比べると負荷のレベルは下がっています。弱すぎです。心が栄養失調です。 腐るだけなら、とことん腐ってしまえば豊かな土地になるのかもしれませんけれど。
Where should I go?
2003.1.4-5 wrote
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