Land of Riches


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 2002年08月07日(水)   milestone 

まずはこれ―山形辰徳さんJ2リーグデビューおめでとう☆

40分に寺川さんと代わって、ロスタイムで初警告と、正直何しに出てきたのか、と
言いたくはなりますが…鹿島クラブハウスでのサテライトリーグで累積退場に
なっていたのを思い出しました。辰徳さんってそんなにカードキャプターな
プレースタイルだったかな?(苦笑)しかも本日の相手がモンテディオ山形なので
web実況では紛らわしいと言われる始末。新潟では「山形選手」として
認識されているんですね。当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが。
とにかく反町監督は、事情はよく分かりませんが(…)高卒ルーキーながら
辰徳さんのことを買ってくれているようなので、今後も期待したいところです。

本日のwebサーフィンのツボは、鹿島オフィシャルサイトのニュースリリース、
「“鹿島立ち”をするジーコ日本代表監督への応援セレモニー」について。http://www.antlers.port.ne.jp/antlers/RELEASE/020806195109.html
あのクラブとは思えないGOODネーミングだと思ったのは私だけですか?
それとも私が古代日本史にちょうど溺れているだけなのでしょうか(苦笑)

【鹿島立ち】
旅立ち、門出、出立の意味。奈良時代、筑紫の防備に向かう東国の防人たちが、
鹿島神宮に旅路の安全を祈ってから出立したことから言われる言葉。
(オフィシャルより抜粋)

そういえば、どこぞの陰陽寮の武蔵国(現在の東京都あたり)生まれの人と
下総国(現在の千葉県あたり)生まれの人は、確か防人として連行途中に
素質を見出されて駿河国(現在の静岡県あたり)生まれの先生に
陰陽生としてヘッドハンティングされる設定だったな、などと思ってました。
(すごく内輪向けでごめんなさい…というか分かってもらいたくないです…はは…)

今でこそ田舎の情緒にあふれる鹿島・香取の両神宮ですが、すごい歴史を誇るんですよ。
特に武人(剣客は中でもそうかも)にとっては大切な大切な神様だったのです。
必勝祈願はともかく厄除けは、という説もあるにはありますがね(ぼそ)

さて、明日からいよいよ豊田国際ユース@U-16詣でスタートです。
http://www.jfa.or.jp/CGI/top/top.cgi?key=pick&0=1349
協会サイトでは今日、最終的な代表メンバーがリリースされました。
この大会に関しては共催に名を連ねる地元紙の方が情報早いんですけど(笑)
7/29付のLRで紹介したメンツから長原くん@藤枝東が負傷辞退して、
森下くん@磐田ユースが追加招集されてます(と朝刊に載っていた)
某たっくんは11番。予備知識限りなくゼロに近いので、多分レポは書きません。
メモは持参しない方向で。ただ、このLRで、素人目に印象の残ったプレーヤーを
紹介できていければと考えています。たっくんonlyになってしまったらすみません。

各種アンダーエイジが活動するこの時期です、特に昨日U-21が発表されたので
「代表の選考方法」について意見を述べた日記を身内でもいくつか見ましたが、
(というか、身内の、それも私が読んでも“平気”な人のしか見ませんけど)
私も一言。昌邦さんの実戦実績優先は多分ZICOと哲学を共にしていると思いますが、
これは分かりやすくていいと思います。今後は出場機会を求める選手たちの
流動化(活発なレンタル移籍など)が予想されますけど、私としては
選手自身のチームに対する愛着も大切でしょうけど、やはり試合に出て
パフォーマンスを披露できる(そしてその対価たる入場料収入の一部を手にする)ことが
プロサッカー選手の幸福、というか正しい、理想的なあり方だと思っていますので。
よく有望な選手の進路を語る時、「すぐ出られる弱そうなチーム」と「なかなか
出られそうにない強いチーム」のどちらを選ぶかというのが焦点になり、
これまでは後者を選択する人が多かったように思いますが、変わるかもしれません。
(だけど、少なくとも現時点では愛する鹿島と磐田は後者に属するよなぁ…)

U-16やU-19は私には分かりません。U-16はそれ以前に知らないから語れないとして、
U-19。このチームは以前書いたように、Jでの経験はあるが世界を知らない
1983年生まれと、二種選手だが世界を知る1984年生まれで構成されています。
これまでU-17から“昇格”した田嶋さんが指揮を執っていたのもあって、
1984年生まれ選手の重用が目立ちます。それが悪いとは言い切れません。
代表監督には結果を出す義務のために、選手を選ぶ権利があります。
チームが“できあがる”には時間が必要です。熟成するための。
選手をただ集めるだけでは、結果を残せるチームは生まれないでしょう。

しかし…「優れた選手」は、大抵の人間の目には優れて映るのではないでしょうか。
サッカーを見る人はこの世に数え切れないぐらいいます。本当に力のある選手は、
好き嫌いは別として、誰もが実力を認めるものです。極端に言えば、世界の
スタープレーヤーには「誰が監督になっても選ばれる選手」がいるではないですか。
当然、「優れた選手」は選手間においても認められる存在となります。
たくさんの人が優れている、と評する選手を“見てみる”ことは
代表チーム形成のプロセスとして悪くないと私は考えますが、いかがでしょう。

…代表選考には必ずと言っていいほど理不尽が存在します。事実です。
けれど、少なからぬ人が理不尽を覚える選考は、やはり「良い」とは
言い切れないのではないでしょうか。これは私見です。

贔屓選手より勝る選手がいたなら、悔しいですが後者が出るべきです。
それをバネに、贔屓の選手に頑張ってほしいと願うだけです。

サッカー選手の才は技術のみでは計れません。代表ともなれば合宿暮らしもあり、
人間性も問われてきます。そして…市川さんの言葉を借りるならば、試合において
最も大きな部分を占めるのは「気持ち」、そう、メンタル面です。以上。

それにしても、朝刊を見た時、五輪代表ともなるとこんなに記事が大きくなるんだ、と
ものすごくしみじみしましたよ(地元紙には有力選手の紹介記事が付随してました。
ツーロンやJ、ワールドユースで名を残している有名人ばかりでしたが)
スポーツ紙サイトもすごかったですし(切り口はどうかと思うのもありましたけど)
彼らはこれからもどんどん遠くなっていくんだろうな、と思います。切ないです。
でも、それが歩むべき道だとも思いますし。母の心境ですよ(苦笑)

西村JAPAN時代、ピッチを離れた、等身大の彼らに接するのも好きでした。
サッカー選手の見方としては決して正しくはないのでしょうけれど、たとえば
「See The Sky」にて、小話を紹介するプチレポが屈指の人気コーナーだったことは
こういう面での見方の根強さを感じさせますし、やはりプレーはパーソナリティの
発露の一環だという私の考えからすると、外せない部分ではあるんですよ。
ファンをなめたり(苦笑)する選手もいましたけど、それはそれでその選手らしくて
惹かれましたし、基本的に悪い子=ファンを軽視する子は(子って…でも、年齢的に
どうしてもそうなってしまうのです。ご容赦下さい)いませんでした。明らかに
ファンサが苦手だと分かる子もいましたけど、でも、その子なりに応対してくれたから。

またソラミナの話になってしまいますが、管理人紹介で、私は好きな選手のタイプに
「ファンを大切にする選手に弱いです」と書いています。プレーで魅せる、
これが基本中の基本だとは思うのですが…惚れるきっかけはいろいろですから。
顔でも全然構わないと思いますよ。そこから深く入っていけば。

ZEPHYRのポリシーは「好きなものは好き、いいものはいいと言う。読んだ人が
私の好きなものを好きに、いいと思うものをいいと思ってもらえるように書く」です。
LRは思索記録ですが、サッカートークをする時はこれを根底に置くよう努めています。
お付き合い下さい。合い言葉は「サッカー好きか?」by久保嘉晴、でいきましょう。


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