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Land of Riches
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「世界を停滞させないためにも、俺はそれを肯定したい。 前へ大きく飛び出すために、少し下がって助走をつけるってカンジ! 前向きに捕らえないとな。もちろん悲しくないと言えばウソになるけど、 これがユース代表としてのケジメだから」
昨夜Sさんからいただいたメールの中で、汗ダラダラになりかけた話題(沈)のセリフを 一ヶ所だけ修正して引用してみました。どうですか、やっぱりまだ辛いですか? (このセリフは話者が話者だから…(震))
>>A fast and furious start from Japan. A outstanding performance by Czech keeper Petr Cech >>stopped every shot, even the 100% ones. The first half belonged entirely to Japan. >>After the break, a more balance match developed with both teams having their chances. >>Japan displayed the typical fast play and technique we are used to seeing. >>The Europeans were visibly surprised with the Japanese offensive play. A well deserved victory.
FIFAのMatch Summaryより。これも最後の2行がなんとも切ないです。特にラストと下から2行目の最後の部分。 快勝。やっと、ようやく見せてくれた真の力。素早く巧みな攻撃を繰り広げた日本ユース代表は、 しかし、予選リーググループD組最下位で、帰国の途へつかねばならぬのです。
確かに、西村監督が開幕前におっしゃっていた通り、予選リーグ突破には勝ち点4が必要でした。 そのために、アンゴラ戦で3バック回帰という選択肢もありでした。でも、それは結果論。 あの時はあの時で勝ち点3を求めていたんですし…失点後、即座に2バックチェンジという 焦りすらピッチへ投入してしまうような采配だって、機能さえすれば満点なのです。 2点差以上の勝利をもぎ取るため、チェコ戦は開始から2バックだと知った時は、どうなるかと思いました。 私は、“大好きな人たち”をかばっていると錯覚しながら、実は疑い続けていたのです。 結局ラストゲームは2001年初、アジアユース準決勝以来のシャットアウトゲームだったのですから。
ついでに、アンゴラ戦(上)とオーストラリア戦(下)も。
>>The African Champions exhibited some of their potential taking an early lead off a shot >>from Mendonca. Japan was not impressed and equalized after the break with some quick - >>although most proved ineffective - attacks. Japan and Angola continued to press >>creating various scoring opportunities but it was substitute Rascas that >>broke the stalemate and gave Angola the win.
>>A defensive error on the hour by Haneda of Japan and great individual performance by Owens >>ten minutes later were sufficient for Australia to earn their first three points. >>Both teams got off to an early start displaying good attacking football. >>It was the continued pressure of the Aussies that finally changed the scoreline >>in Australia's favour with an own-goal by Japan.
2戦とも、決して“悪い”“ひどい”サッカーをしたわけではない、けれど結果は…そこが全てです。 彼らが最後まで乗り越えられなかった得点力(以前のシュート数)不足という弱点。 最終戦が良い意味で彼ららしさ爆発ならば、前の2試合も、いかにも彼ららしい、不完全燃焼ゲーム。 3試合トータルで見ると、本当に彼ららしいワールドユースだったな、と心から思います。 かなうなら、“二度目の奇跡”―他力本願の―が起きて、本気のブラジルとやらせてあげたかったですが。
白状すると、本当は、3位抜けしたらどうしようかと思ってました。ブラジルやアルゼンチンが予選リーグで 叩き出している凄まじい得点数、それを“あの”DFラインが浴びるとしたら…。 だけど、それが“世界”なのですね。彼らが…“彼”が欲していた、世界という物差しなのですね。 今朝、何もかもが決まってから、ようやく、ふに落ちる答えを見つけました。「時すでに遅し」。
揺るがない記録と、形を時と共に変えていく記憶。深い意味を持つのは、もちろん後者です。
ポンペイから“も”腕章が外れました。こんな日に届いた(!)フリークスに、 羽田さんの福島合宿での非常に弱気なコメントが載ってました。 いつも裏腹な言葉ばかり放ってきた彼が、ワールドユースを終えて口にしたのは、当初から望んでいた通り 物差しで計った“結果”でした。それは、"Winning Smile" 新トップに書きましたので…。 (それが前々から指摘されている点だとしても、今回深く深く実感・痛感したのでしょう)
公式記録にはGoal Scorerとして羽田さんが(もちろんown goalで)記録されているのも ISIZEの選手コメントが更新されたのも確かめた後で出向いた、月曜恒例の診察での会話。
―やってて楽しいことは? 「……別にありません」 ―なんかやりたいことはないの? 「………」
まさか、そこで黙り込んでしまうとは思いませんでした。 先週は毎日が、“長い長い一日”でした。生きた心地がするのは、三度の食事ぐらい。 “リズム”を失った私は、睡眠時間を投薬に頼らず取り戻すのでしょうか、それとも?
一つだけしたいことがあるんですけど…羽田憲司がサッカーするところが見たい、ダメですか? もう2ヶ月半もプレー見てないんですよ?
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