Land of Riches


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 2001年05月13日(日)   壊れかけのRadio 

AFC AWARDSの遼一さんがかっこよくてポンちゃんご機嫌です♪

電車の中で、スクランブル交差点の真ん中で、点在する…呼吸する“赤の他人”の群れに
恐怖を煽られ、しゃがみ込んで絶叫したくなるのを必死に抑える毎日です。
孤独よりも恐ろしい孤立。どうしてこの世に生きる自分以外の人は、そんな空間にあって違和感も覚えず、
“普通”に暮らしていられるのだろう、もうそう感じるようになって半年が過ぎようとしています。

自分がいること、存在自体への疑念。無意味であると認められない、認めたくない意地。
おのれを解き放つべく選んだ“思考放棄”が、結果的に刹那の感情で揺さぶられる弱き心を生み、
数少ない理解者すら遠ざけていく…そして自分はやはりlonelyなのだと悟らざるを得なくなるのです。

アジアユースが終わって、目指すものを設定して―紆余曲折もありながら、ここまで来ました。
振り返ったら、間違った生き方だったかもしれない、いや、そうに違いない、
言うなれば、“自分の人生”を見捨てて、寄生虫のように送ってきた半年間。
私より一回りいや二回りは若い“宿主”たちは、この半年でまた一段と成長しました。
…じゃあ、私は?

最近、家を空ける時は目的を告げず行き先(例:御殿場・香港・福島etc.)しか言わないのですが、
今回の御殿場行きの“目的”も母上様には見抜かれてました。
「サッカーの…若い子たちの代表、見に行ったんでしょう?」
ニュースステーションのU-20合宿映像、背景に映っていたのを娘たちだと察知したらしいです(苦笑)
もう娘はサッカー関連でないと外泊なんてしないと思っている様子…。
母には嘘をついているんですけどね―楽しかった、くつろげた、と。それは鵜呑みにしてます。

御殿場は、楽しかった、それは偽りじゃない、だけど、辛かった、心に大きな穴が空いてて。

フラット9分の4と、U-20しりとりなんて他愛もない遊びをしたんですよ。
いまだに「あおきたけし」と「うえのひであき」を思い出せなかった自分への嫌悪は消せないのですが、
(「あべゆうき」は余裕で思いつかなかったですな…あ、あと「せいのともあき」もだっけ?!)
結構いい歳したお姉さん―この表現が当てはまらない方ごめんなさい―が、
そういう他愛もないことに盛り上がったりできるのって、なんかいいな、って思いました。

ふと思い付きで、現ユース代表のベスト/ワーストゲームを聞いたら、みんな答えがバラバラだったんです。
合宿に行っても声をかける選手はもちろん違う、その目的も異なる、そんな5人が、U-20という共通点で“遊ぶ”、
そういう時間を持てるようになった…現U-20への思い入れを持てるようになった、それが単純に嬉しかったんです。

好きでいること、好きでいられること、当たり前のようですが、
実はすごいんだって、最近の鹿島見てるとつくづく感じて…(苦笑)

新カシマスタジアムのこけら落とし、25番が…たっくんが…“めさいあ”が、
ピッチに舞い降りる夢を、どうしても見てしまいます。それがファンタジーなのは…幻想なのは百も承知で。
時間と空間を捻じ曲げる者の訪れを祈って―今の彼にそんな力があるのかは知りませんが。
理想…空想と、現実…地獄の狭間に、堕ちる…甘い夢を見ながら…時折携帯の幻聴も聞こえつつ。

以下、備忘録(物忘れ激しいから最近欠かせないです(自爆))

---Best---
香港国際トーナメントvsブラジル(2001.2.23):負け試合だけど一番熱くなれ、一番彼らが素敵に見えたゲーム。
親善試合vs韓国(2000.9.4):ご好意で見せていただいたビデオにおさめられた西野さんの勇姿は忘れません。
SBSカップvsユトレヒト(2000.8.11):伝説の始まり、または霞みをつかまされた日。浜松の時間は歪んでました。
SBSカップ(1999):チーム初タイトル。この頃羽田キャプテンは黄色い腕章をしてました。

---Worst---
ジャパンユースカップvsチリ(2001.3.23):自分が悪く感じないのは間違いなく田原ファンだから。
ジャパンユースカップvsイタリア(2000.1.22):客観的に見たらワーストはスコア的にもこれかな?
練習試合vsソニー仙台(2000.10.31):公式戦ではないけど思い出したくもない最悪の試合。私的に。

それにしても…羽田ユニはどこへ消えてしまったんだろう…まだKAMOから連絡が来ない(><)

チャットで古賀誠史さんも幻と言われてしまいました。切ない…。
でも、地上波しか見られない環境にある今、チャットで中継してもらったり、
敗北者同士が傷をなめあう(…)のは、大事な時間なんです、それなりに。
サッカーを好きになってよかったと思うのは、それを通して出会ったさまざまな人たちの
異なる考え方に触れられるのが大きいです。それで傷ついたりへこむ時も少なくないですけど。

さまよっているのは、肉体ではなく、精神なのですよ…刺激と安住の地、おそらく矛盾する二兎を求めて。
何もかも包み込んでくれるゲルが、愛が、欲しい、それはまだインターネット上にあるのかしら?


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