Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2001年03月05日(月)   透明な刃はこの世のどんな刃物より鋭い 

「死にたいなら早く死ね」と言われました。それも、よりによって、自分のDNAの半分が由来する人に。

もともとコミュニケーションスキルが高くない方で、それが弱点の私ですけど
(西村ジャパンに招集されたら真っ先に矯正ターゲットとされるタイプ)
昨日は仕事中、以前一緒に仕事したことがあって、気さくで明るいと分かっている同僚の方とも
意思疎通がはかれなくて、本気でまずいと思ったんです。人と会話ができない…雑談なんてもってのほか。
話すよりは書く方が自然な感情表現ができる(!)と思っている私ですが、メールも言葉が浮かばず書けません。

よく選手と「サインお願いします」とか事務的な会話しかできなかった、とか言いますけど、
(人見知りが激しくてシャイで口下手な私は、ほとんどいつもそうだったりする)
このところ職場でも家でもその状態が続いていて、とにかくしゃべってないんです、誰とも。
電話をすれば、それなりの出費を伴いますし(だけどやっぱり話さずにいられないから、毎月大金を払う)

まずい、とにかくまずいと思って、ひとつ屋根の下に住む人たち―私が世界で一番信用できないと思っている人たち、
普通の言い方をすると“家族”と夕食後2時間半ぐらいしゃべってたんです。比較的、敵対心の薄い(…)弟そして母と。
くだらないこと、山ほど話してたら、その途中に、親父の発言として、伝え聞かされました。
いわゆるフリーターとして未来の見えない―わざと目を背けてるんだよ―暮らしを送る私への苦言。
無論、冗談ですが…私が精神科にすがるほどのコンディションなのは知っているはず…。

発言という見えない刃を振りかざして他人のハートを傷つけるのを得手とする(最悪の場合は自覚なしに)
私の一つの特色は、学生時代、担任をして切れ味鋭いカミソリと言わしめた親父にルーツがあります、おそらく。
スポーツでは地元チームを応援しないとか、妙なところばっかり似ているんですけど。

親父自身の置かれてる状況―安定しているとは言えない―なども勘案すれば、聞き流すのが妥当なんでしょうけど、
きんさんぎんさんの話題に拒絶反応を示す(!)今の私にはジョークとして通じない部分もあって、
包丁で頚動脈でも切って死んでやろうかと思いましたよ。ええ、割と落ち着いていた時だったから良かったようなもの。

むかついたから、10年前、死ぬ時は遺書に恨みつらみを書き連ねてやると誓っていたことを話してやりました。
(当時私はいわゆるイジメを受けていました)
…今は、何を書くかといったら、これまで出会った人への感謝になりそうですが…。

こんなこと書いても心配させるだけでしょうけど、下手するとシャレにならない事態が発生する可能性も
ゼロとは言い切れないので、あえて書きました。いや、まだ見たいものたくさんありますから。
羽田さんの真の世界挑戦はどうなるのか、とか、田原さんは本当に2002年のピッチに立つのか、とか。

…読み返して削除したくなるような気分になれるのを祈るのみです…。
(そもそもこういう記録を残しておこうという発想が間違っているのかも)

うん、多分、大丈夫でしょう。本当、まだまだ、いっぱいあるから。

[以下、一眠りしてから追記]

友達イコール困った時に助けてくれる人、にあらず。

ただでさえ少ない友達をどんどんなくして、そのうちまた、家を出たばかりの頃のように
「この目に映る世界の中には私を知っている人が誰一人いない」状態になりそうで怖いです。
でも時と共に変わりゆく心をつなぎとめるすべを私は知りませんし(この一言で片づけていいのか?)
新しい世界を切り開く勇気もなく…ただ立ちつくして泣くしかできません。生まれてきたばかりの赤ん坊のように。
イヤだと…ここにいるのがイヤだと。

どうして何をやっても人を傷つけるのだろうって思います。
傷つける前に気づけばいいんでしょうが、それができなくて。
自分すら見失って久しいのに、他人の胸の内なんてまるで読めません。
…自分が思ってるほど、他人は自分のことなんて見てくれてないものですけどね。

どうすればいいんだろう、誰か教えて、っていつも―四六時中思ってます。もちろん誰も教えてくれません。
誰でもいいから助けて、って常に願ってます。無論、誰も助けてなんかくれません。
神様でも、なんでもいいから。

こうやって並べた言葉も宙に消え…消えることができずに私の心と鎖でつながれたまま浮いています。
行くあてもなく。逃げる先なんてなく。自分で消化するしかなく。それができないから忘れることもできず。

昔は、大人になったら、なんでも独りで解決できる魔法が使えるようになるのかと思ってたのに。
なってみたら、子供の頃より辛くなってる、何もかもが。

望んでもないのに、また明日が来て…昨日は重荷となって私の胸へのしかかるのです。

楽しいこと、嬉しいこと、幸せなことなんて、本当にどこかに転がっているのかしら?
…優しさも。

今日の一言:「立て直せるかどうかじゃなくて、立て直すしかないんです」
(真剣な話をする時は、不意に口調が強くなります。それがまた頼もしかったりするんです)


やぶ |MailWeblog