Land of Riches


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 2001年02月20日(火)   Inspire the NEXT 

なぜか、今日、突然、この言葉がすごくよく思えました。今までそうは感じなかったのに(笑)
NEXTとかFUTUREとかPROGRESSとか、前向きに“聞こえる”単語、嫌がっていたくせに。

That sounds dangerous.

今日は久々に15時台で仕事あがりました。一応、契約上は10〜15時なので、毎日残業してることになります。
(確か書類には月30時間の残業と書いてあったような記憶が…まあ私がとろとろやってるのもありますし…)
家に帰ったら、ちょうど香港遠征のメンバー発表がアップされてて、大体予想通りだな、と思いながら眺めて。

選考合宿が今日まであったんですけど、やっぱりアジアユース組のアドバンテージは大きいですよ。
(でも小森田さんが入ってるあたり、ちゃんと合宿が「チーム形成の過程として存在した」証明かな?)
日曜休み取りづらい仕事なんで、泣く泣く紅白戦は携帯メール速報に頼ってたんですが、
それとか、身内が(自分の)HPへ書いていた報告&感想とか、電話で聞いた話とか、とにかくどんな媒体であれ
様子を知って真っ先に浮かぶ感想は「悔しい」なんです。残念ながら、こうとしか表現しようのない感情。
…「感謝」を飛び越えて。

基本的に、自分で見聞きしたことしか信用できないと思っているんです、最終的には。
たとえば白熱したという紅白戦、身内でも「ハネケン“まで”声を出してた」と表す人と
「ハネケンは相変らず声が出てない」と表す人がいるんです。どっちが真実に近いか、私には分かりません。
田原さんの脚もそう。両方の可能性がある、と自分の中で留保しておくだけ。それしかできなくて。

大事な試合は生で見てあげたい、切なる願望です。多分、昨年はそれができてたと思うので。
(アジアユース前のソニ仙戦はバイト辞めてまで行ってよかったと今でも強く感じてます)

思い上がり…ええ、確かに思い上がりもはなはだしいですが。

「ブラジルと戦うのはいい経験になると思う。今、自分たちがどれくらいできるのか分かればいい」
ずっと物差しを欲しがってますよね―人生はドラクエみたいにいかないから。
「経験値」や「レベル」や「体力」が分かりやすく数字で―しかも即時―表現されるわけじゃないので。
辛くてたまらなかった出来事だって、時を経れば違う意味を持つことだってたくさんあります。

要は、なんでも糧にしてやるって気持ち。

代表はサッカー選手として目指す場所だろうけど、全てじゃない―それは1997年からずっと自分へ言い聞かせてきたこと。
フィールドがあって、“彼”以外の21人の選手がいて、ボールがあれば、“彼”は自己表現してくれるはず。
そんな“彼”の生きざまを傍観者として追って、おのれを投影して、ここまで生きてきました。
…そうじゃない生き方を探してるところなんです。目標を持て、生き甲斐を持て、って。

誰かのために、何かのために生きるのもいいけど、いいんだけど。

…本当は腕章を巻いた感想、違う、“感触”を書こうと思ってたのに(苦笑)
それは明日へ持ち越しますか。明日、まだ書く気があったら書きます。

人間というものを本当に知っている人なら、少しも絶望していないという人間など、
その内心に動揺・軋轢・不調和・不安といったものを宿していない人間など、一人もいないというに違いあるまい。
それは、知られないあるものに対する不安、あるいは人間があえて知ろうとさえしないあるものに対する不安であり、
人の世のある可能性に対する不安、あるいは自身に対する不安なのであって、したがって人間は
体に病気を抱えてうろつきまわっていると医者が言うように、一つの病を―精神の病を抱えかついでうろつきまわっているのであって、
この病が、ときたまどうかしたはずみに、電光のように、自分自身にも訳の分からない不安によって、
またそのような不安を伴って、その病が内部にあることを気づかせるのである。

キルケゴール『死にいたる病』より。どうしたんですか、と心配される方もいらっしゃるので、これで説明に代えておきます(微苦笑)
ちょっと実存主義をかじってみるかな…でも香港へ哲学書を持参するのはやめよう、やばいから(自嘲)

今日の一言:「いってきます!」
(興味を惹きたいがための自壊行為に気をつけるべし!>自分)


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