Land of Riches


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 2001年01月06日(土)   でこぼこ 

仕事疲れで導入剤抜きでも、寝たくもない時間から眠れるのは喜ぶべきなんでしょうけど、
21時就寝1時起床ってどうですか…(その後2時間ぐらい作業して、また7時に起きました)
前にも書きましたが、薬をもらった時、安定剤は食後、導入剤は寝る前というアバウトな説明しか受けてないので、
こういう時、たとえば上記のインターバル2時間で飲んでいいのか、分からないんですよ。
結局、昨日は忙しさにかまけて24時間一度も薬を飲まなかったんですが、大丈夫でした。こういう日が増えていくといいのかな?

こうやって訳の分からない日記(?)をつけ始めてしばらくになりますけど、現在お借りしている「エンピツ」でも
“日記の表紙”(上の Index をクリックして下さい)というのがあって、ずらずらーっと並ぶ日付&タイトルを見ると、
嫌がっている時の流れを感じると同時に、以前、『サッカークリニック』で布先生がおっしゃっていた
1日1日(の練習)は薄っぺらい紙かもしれないけど、毎日積み上げていくことで
簡単には破れない厚みになっていく、というようなお話を実感します。

たまにはタイムリーな話をしましょうか。選手権。といっても、先月休みを申請した時点で
自分の休みと選手権のインターバルがきれいに重なってしまった(苦笑)私は、一人仕事なのをいいことに
部屋の備品のテレビをミュート(消音)にして、チラチラと盗み見るぐらいでしかチェックできなくて、
ほとんど関東在住の方のメールに情報を頼ってるんですけど、ご存知の通り“波乱”(注目している人の多い学校が
次々と敗れていくという意味で用いさせて下さい。嫌いな表記なんですが)だらけの大会なので
周りでの選手権に対する注目度がつるべ落としで(泣笑)どんどん情報が乏しくなってます。

とりあえず、一つ言わせて下さい。前回優勝校の予選免除は、お願いですから今回限りにして下さい。
あんな思いを味わうのは、せめて、今年の市船イレブンだけで終わってほしいので。切実に。

3日に名古屋では富一の試合が放送されていて、それを盗み見ていたんですが、西野くんの背中が映った時、
「柳沢くん…」と思いました。思ってしまいました。18歳当時の柳沢さんの顔を思い浮かべてました。
富一の10番といえば“柳沢敦くん”。初めて富一を見たのは74回選手権で、その時も富一がPK負けした以降、
一切選手権を見なくなってしまった(この見方は昔からなんですよね…)のをよく覚えています。
PKをミスした“小田切くん”の手を引いて立ち上がらせる“柳沢くん”を…。

選手権前、ユース代表のエースとして活躍していた頃から注目してたんですけど、
日テレでお母様絡みの話(柳沢さんのお母様は彼が高2の9月に病気でお亡くなりになりました)を見て、
ああ、強い人だな…って感動して、もっと好きになりました。当時から現在に至るまで、私の目には
いつも瞳に陰を宿しているように見えるのですが、昨年末の日韓戦で見せたような執着心がつけば、
この人は日本一のストライカーだと―実は初めて見た頃からずっとそう信じてる―思います。

…本当は、富一の頃のように、“柳沢くん”の周りだけ時がゆっくりと流れているような姿もいいんですが…。

私の中で“ヒガシの10番”といえば、本山雅志ではなく宮原裕司なのも、同じ理由です。生で見たから。
76回選手権のヒガシは強かったです。ビデオで見てそう思いました。でも、愛着が湧きません。見てないので。
乱暴なたとえですが、後からつけた知識だという点では、三浦文丈キャプテン率いる清商が
昭和から平成への変わり目の選手権に優勝してる…という“知識”と、自分の中での重みは同じなんです。
…77回の前、唯一はっきりとした“記憶”として持っているのは、四中工と帝京の両校優勝のみ、です。
(でも部屋に自前の74回選手権決勝ビデオテープがあるのはなぜだろう…また何か忘れてるのかな、
Jユースカップ決勝で活躍した野沢様を一度脳裏から見事にデリートしてしまったように)

国見の「三冠」についてとやかく言う人もいるようですが、国見がもし優勝した時「三冠達成」と言われるなら、
今年の国見も、あの時のヒガシも、4つある高校が獲得可能なタイトルのうち、3つを獲ったというだけだと思います。
…いつか「四冠」を達成する学校があるかもしれない、ただ、それだけです。
(日本人は3が好きだから、そうなったとしてもあまり言われないかもしれませんが)
こう思うのは、76回のヒガシに対する思い入れがないからと返されても、一切言い返すことはありません。

本山さんも羽田さんも田原くんも、惚れたのは活躍した選手権の後です。
こういうファンって少ないので(苦笑)他のファンと交流するのが辛いと感じる時はあります。
もっとも、本山さんに関しては年々着々と活躍の舞台を得て、そこでまたファンを増やしているようなので
98年当時のように、ヒガシ時代を知らないという猛烈なコンプレックスに悩まされることもなくなりましたが。

昨日、職場で―ホテルの廊下で、小さな女の子に会いました。はやる心に任せて、両親に先駆けて部屋を出たものの、
オートロックでドアが外からは開かなくなり、ふてくされながら親が開けるのを待っていた、幼稚園ぐらいの子です。
お客様にお会いしたら挨拶が鉄則なのですが、彼女はそれに「おはようございますっ」と元気に応じてくれました。
サービス業の挨拶には応えない人も多いし、応えても事務的で、心のこもった挨拶をする人は少ないのではないですか?
だから、嬉しくて、本当は挨拶以上の話も禁止なのに(苦笑)「楽しかったですか?」と聞いてしまいました。
それにも「はいっ!」とすごい笑顔で返事してくれて。子供はいいな、って思いました。基本的に子供嫌いなんですが(笑)

無邪気な子供は悩みを知らなそうでいい、とぼやくと、子供には子供なりの悩みがあるんだよ、って言われます。
確かに「給食で出るミートソースに入っているグリーンピースの存在」の大きさは、今とは比べ物にならないぐらい、
当時は大きかったんです。分かるんですけど、それを忘れてしまうのが大人なのかな、と思ったり。
とにかく、自分が挨拶苦手なので(苦笑)昨日は気持ちよかったです。その子のお陰で。だから薬いらなかったのかな?
…本山さんに一目惚れしたのも、サインをお願いしたら「ありがとうございますっ」とあの高い声で言われたのが
どうしても忘れられなかったからです。あの頃大好きだった人も、すごい挨拶魔だったから。

自分にない部分を持つ人に惹かれるのは、よいDNAを残そうという本能の作用でしょうか?(苦笑)
高校時代、数少ない慕っていた先生だった生物(文系なのに得意だったんです)の先生が、
悩み多き受験生たちへ言ったのが、生き物なんてみんなDNAを伝えるための器に過ぎない、という言葉でした。
でも人間は、子供が一人前になった後でも(普通は)生きてるんですよね。なんででしょう。
子供を作れない人は生きている意味がない? 誰もそんなこと言わないでしょう? なぜ? なぜなぜ???

今日の一言:「落ち着かない時は水をコップ1杯飲むといいって阿部ちゃんに聞いたことがあるよ」
(自然に目が覚める時は必ず胃の痛みが素因なので、私もお茶とかよく飲みます…)


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