anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2006年01月27日(金) Three Years
朝、目が覚めて
チョコレートドリンクを飲んだ
まだ氷点下の気温 1桁の室温の中
嚥下した喉から胃へとじわりと拡がる冷たさ

3年前の昨日を思い出してみる


半ば自棄酒を飲んでからメールをしていた
相手は冬寿
酔った拍子を装って伝えた

気になる人がいるけど どうしていいかわからない

伝えてみなよ と 背中を押された
或いは引き寄せられた
彼も何となく気付いていたのだという

相手は冬寿なんだけどね

何とはなしの予測はしていても
とても信じられなかったよ と 今は笑う
当時はただひたすら戸惑ったのだという

仕事の休憩時間にメールの返信をしていたのだと
聞いたのは随分後で

その日はメールだけで何もなく

翌日 着信があった

答えを要求していなかったから
当然はっきりとした答えも結末もなかった

そして蹴をつけるため
4年付き合ってきたYosshyに別れを切り出した

いつから という明確な日にちはない
から
0126は思い出の日

5月には
新幹線で8時間かけて会いにきてくれた
ホームで呼び止めたときの安堵の表情

6月には
私が大学病院に入院してしまった
閉鎖病棟から何度も手紙のやりとりをした
毎日病棟あてにかかってくる電話
それを支えに生きているのは周知の事実だったから
治療に対するモチベーションになれば と
医師も看護師も公認だった

8月
たった数日の外泊を狙って
また会いにきてくれた
飛行機なら早いのに と言うと
こわいからね と笑われた
また絶対会おう と指切りをした

そんな2003年


少し不安なのは
今までたいていの恋愛が
最長4年で終わっていること

だけど今回は違うのかも そう思う根拠は

彼と過ごす毎日は
確かに家族だから日常なのだけど
だけど 暖かい ということ
感謝を忘れていない ということ
当然だとは思っていない ということ

距離が距離だった
出会いが出会いだった
その分 今でも不思議さを感じる
昨日も車の中で ふたりで今更ながらに驚いた

まさかねー
みんなびっくりしたよね
過程も 選んだ相手もさ
自分でも信じられないときってあるもんねー


3年目だからと
特別なことはしなかったし
するつもりもなかった
儀礼的なイベントなんてするつもりはない
ただ お互いがどこかで
改めて 相手に感謝と愛情を再認識出来たら
それだけでいい

イベントをするなら6月2日の結婚記念日に

特別ではないのだけど
今夜は彼の好きなスープカレーを作る
ケーキでも買ってこようかな なんて思うけれど
寒さが和らげば ね

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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